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セクション一覧
第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
   当事業年度におけるわが国経済は、原油・原材料価格の高騰が続く中、世界的な景気減退、金融危機などの影響
  を受け、企業収益の悪化が進むとともに、所得の減少、雇用不安なども広がる傾向にあり、個人消費も縮小する極
  めて厳しい局面となりました。
   冷凍食品業界におきましては、引き続き企業間競争が激化する中、メーカーに対して、安全・安心へのより徹底
  した取組みが求められました。
   このような状況のもとで、当社は引き続き「安全・安心」対応を最重点項目と捉え、更なる品質管理体制の強化
  に努め、安全・安心で美味しい商品をお客様に提供することに注力いたしました。また、営業部門においては当社
  がトップシェアを持つ「冷凍ミートボール類」の更なる拡販に取組み、製造部門においては製造設備の新規導入及
  び改修により生産性向上に取組んでまいりました。
   販売面では、家庭用は中国生産商品が大幅な減少となりましたが、国内生産で主力製品の「鶏つくね串」「エビ
  のチリソース」が好調に推移し、新製品の「北海道ジャーマンポテト」「チーズが入ったじゃがいももち」の寄与
  もありましたので、家庭用全体では、5,066百万円(前期比13.0%増)となりました。業務用は平成20年5月に、
  泉佐野工場に「タレなし肉だんご」の新しい生産ラインを導入しました「肉だんごタレなし製品類」が好調に推移
  しましたが、「豆腐製品類」が不振で、競合他社との競争激化もあり、業務用全体では、5,578百万円(同1.9%
  減)となりました。これらにより、合計売上高は、10,645百万円(同4.6%増)となりました。
   利益面では、鶏肉・すり身・油等の原材料価格の高騰と中国生産商品等の販売不振による処分損で、利益が減少
  しましたが、利益率の高い自家工場生産商品の売上増及び家庭用商品の価格改定等により、営業利益は320百万円
  (同39.8%増)、経常利益は283百万円(同47.2%増)、当期純利益は148百万円(同94.6%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、減価償却費の計上、短期借入金等による
資金の増加があったものの、有形固定資産の取得、たな卸資産の増加、法人税等の支払による資金の減少があった
ことにより、前事業年度末に比べ217百万円減少し、当事業年度末には、379百万円となりました。
 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。
 
<営業活動によるキャッシュ・フロー>
 当事業年度において営業活動の結果、得られた資金は264百万円(前期比65.3%減)となりました。これは主にたな卸資産の増加148百万円、法人税等の支払額142百万円等による資金の減少があったものの、税引前当期純利益の計上278百万円、減価償却費の計上275百万円等による資金の増加があったことによるものであります。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>
 当事業年度において投資活動の結果、使用した資金は393百万円(前期比199.1%増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による資金の減少が358百万円あったことによるものであります。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>
 当事業年度において財務活動の結果、使用した資金は88百万円(前期比65.7%減)となりました。これは、長期借入金の返済117百万円、配当金の支払額71百万円等による資金の減少があったことによるものであります。
2【生産、受注及び販売の状況】
(1)生産実績
 当事業年度の生産実績を販路別に示すと、次のとおりであります。
販路別
当事業年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
前年同期比(%)
家庭用(千円)
5,130,370
119.0
業務用(千円)
5,616,462
99.0
合計(千円)
10,746,832
107.7
 (注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.生産実績を品種別に示すと、次のとおりであります。
品種別
当事業年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
前年同期比(%)
和風惣菜類(千円)
4,850,823
104.7
中華惣菜類(千円)
3,249,398
107.7
洋風惣菜類(千円)
1,665,493
136.7
畜肉巻物類(千円)
652,745
123.9
その他(千円)
328,372
55.7
合計(千円)
10,746,832
107.7
4.上記には、自社製造の他 委託製造、海外製造分が含まれております。
(2)受注状況
 当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
(3)販売実績
 当事業年度の販売実績を販路別に示すと、次のとおりであります。
販路別
当事業年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
前年同期比(%)
家庭用(千円)
5,066,530
113.0
業務用(千円)
5,578,518
98.1
合計(千円)
10,645,047
104.6
 (注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.販売実績を品種別に示すと、次のとおりであります。
品種別
当事業年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
前年同期比(%)
和風惣菜類(千円)
4,809,063
104.8
中華惣菜類(千円)
3,231,338
104.1
洋風惣菜類(千円)
1,618,693
135.1
畜肉巻物類(千円)
638,789
103.6
その他(千円)
347,165
52.3
合計(千円)
10,645,047
104.6
3.最近2事業年度の主要な販売先及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先
前事業年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
当事業年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
金額(千円)
割合(%)
金額(千円)
割合(%)
㈱菱食
1,842,384
18.1
1,996,997
18.8
㈱日本アクセス
1,176,214
11.6
1,404,049
13.2
 
3【対処すべき課題】
(1)現状の認識について
 冷凍食品業界におきましては、家庭用製品の価格問題、少子高齢化及び人口減少に伴う食品需要の減少等、厳しい経営環境が続くものと思われますが、当社が行っております調理冷凍食品の業界につきましては、女性の社会進出や世帯人数の減少などの社会背景もありその簡便性・安全性から需要は今後も増加していくものと考えられます。
(2)当面の対処すべき課題
 上記のような経営環境下におきまして、当社は「—安全・安心・信頼— あたたかなハートで『食』をクリエイトするケイエス冷凍食品」の経営理念のもと健康や美味しさをテーマとし、お客様のニーズにスピードと柔軟性をもって対処してまいります。また、引き続き「安全・安心」対応を基本方針として次の課題に取組んでまいります。
① 新製品の開発
 お客様のニーズの多様化にスピードと柔軟性をもって対応し、「ケイエス冷凍食品らしい製品づくり」をテーマに安全・安心で美味しさ、健康を追求した製品をタイムリーに提供してまいります。
② 安全・安心
 企業の社会的責任が厳しく問われ、安全・安心への取組みがますます重視される中、当社は生産部門のパート・アルバイトも含めた全従業員に対する教育に注力し、ISO9001による品質管理の強化を図るとともに、ISO22000の取得を目指し、原材料関連工場及び委託工場の品質管理体制の確立にも、前向きに取組んでまいります。
③ コスト競争力の強化
  原材料価格の高騰等がコストプッシュ要因となっておりますが、当社といたしましては、加ト吉グループの購買力及び国内外工場の活用を通してコスト競争力を強化してまいります。また、工場における製造設備のメンテナンス強化や更新による生産ロスの削減、生産部門と業務部門の連携によるチャンスロスの削減及び物流の再構築などを行い、コストダウンに取組んでまいります。
④ 環境問題への取組み
  泉佐野工場におきまして製品を生産する際に、産業廃棄物(汚泥、動植物性残渣、廃プラスチック類等)が発生しています。当社では、生産工程におけるロス削減を強化することにより、産業廃棄物の減容、減量にむけて取組むとともに、食品リサイクル法に基づきリサイクルを行い、環境問題への取組みを推進してまいります。 
 
4【事業等のリスク】
 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
 なお、文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1)原材料価格及び確保について
 当社は鶏肉、牛肉、豚肉、エビ、鶏卵等の原材料を仕入れて製造しておりますが、これらの原材料は世界的な食糧事情の変化、鳥インフルエンザ、為替相場の変動等の理由により価格が大きく変動しております。当社といたしましては、3ヶ月毎に契約を締結するなどの対応をしておりますが、想定している価格より大幅に上昇したり、品薄等により原材料の入手が困難な状況になった場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(2)主力商品の販売について
 当社は、主力商品のうち「肉だんご」「鶏つくね串」「エビのチリソース煮」の3品目につきましては、その大部分を自社工場で製造しており主要な収益源となっております。これらの商品の販売状況が悪化した場合には、製造ラインの変更等により対応いたしますが、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)品質管理について
 当社は、「安全・安心」を基本方針とし、お客様の信頼に応えていくべく企業努力をしております。「ISO9001シリーズ」の認証取得を機会に全社で品質管理に取組み、また、トレーサビリティシステム(個体履歴情報管理システム)の確立へ取組んでおりますのは、その企業活動の一環であります。しかし、クレーム発生等により大規模な商品回収等が発生した場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(4)委託製造への依存について
 当社は、主力商品につきましては自社製造しておりますが、約半数は国内外の委託製造に依存しております。当社としましては、管理体制の強化を図っておりますが、何らかの原因により主要委託先での製造ができなくなった場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(5)労働力について
 当社は、少子高齢化への対応及びコストダウンのため、ここ数年退職者の補充を抑えることで従業員数を減少させてまいりました。今後も、日本の労働人口は減少が予想され、当社としましては、機械化・製造業務委託の強化等により対応してまいりますが、今後必要な労働力が何らかの理由により確保できない場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(6)法的規制について
 当社の事業に関しての法的規制は次のとおりであります。
 ①食品衛生法②食品表示に関する法律③製造物責任法(PL法)等があります。これらの法的規制が強化された場合には、管理コストや設備投資等の新たな費用が発生すること等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(7)当社の親会社である日本たばこ産業㈱及び㈱加ト吉との関係について
 日本たばこ産業㈱が平成19年11月28日より実施した㈱加ト吉との株式に対する公開買付けにより、平成20年1月8日(公開買付けの決済開始日)付で日本たばこ産業㈱が㈱加ト吉の親会社となっております。
 この結果、当社の親会社は、日本たばこ産業㈱及び㈱加ト吉の2社となりました。
 日本たばこ産業㈱とは、人的関係、取引関係はありませんが、同社のグループ企業に対する政策変更等があれば当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
  ㈱加ト吉は、平成21年3月31日現在、当社株式の46.99%を同社が保有し、同社の子会社である加ト吉水産㈱が
27.97%保有しております。
  取引関係につきましては、当社は、㈱加ト吉と「仕入業務委託契約」を締結しており、仕入業務の効率化によりグループのメリットを享受しております。
 また、当社の取締役5名のうち2名が㈱加ト吉の執行役員を、1名が同社の従業員を兼務しております。これは、当社の業務執行に関する決定に参加し助言を得ることを目的として招聘したものであります。また、当社の監査役3名のうち1名が㈱加ト吉の執行役員を兼務しております。これは、当社監査体制の強化を目的として招聘したものであります。
 これらの関係に変化が生じた場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
5【経営上の重要な契約等】
(1)商品売買基本契約
  ① 契約の内容
 株式会社加ト吉との冷凍食品、水産品、米穀類、その他の食品及びこれに付帯する商品についての売買基本契      
 約。
  ② 契約期間
      契約締結日(平成12年6月1日)より1年間。期間満了後は、1年毎の自動更新。
 
(2)仕入業務委託契約 
① 契約の内容
 株式会社加ト吉との原材料等の仕入業務委託契約。
② 契約の条件
 株式会社加ト吉の仕入価額の一定率を業務委託手数料として支払う。
③ 契約期間
 契約締結日(平成12年6月1日)より1年間。期間満了後は、1年毎の自動更新。
(3)保管荷役業務及び輸配送業務委託契約
① 契約の内容
 株式会社ヒューテックノオリンとの当社泉佐野物流センターにおける保管・荷役・輸配送業務委託契約。
② 契約の条件
 毎月末、料金協定書に基づき倉庫料ならびに運送料を支払う。
③ 契約期間
 契約締結日(平成13年9月14日)より1年間。期間満了後は、1年毎の自動更新。
6【研究開発活動】
 お客様のニーズは、安全・安心を前提に、多種多様化しておりますが、平成20年秋以降の景気の悪化に伴い、消費者の内食化やお弁当を持参する男性が増えるなど、新たな食シーンが増えております。当社では、このような社会の変化に合った商品を提供すべく新製品の開発に努めております。当社の開発活動には、新製品の開発・既存品の改良があります。
 当事業年度の実績としまして、家庭用におきましては、お弁当のおかずをメインに商品を開発してまいりました。「北海道ジャーマンポテト」は、カップ入りでお弁当に使いやすい形態になっております。「チーズが入ったじゃがいももち」は、お弁当にも使えますが、女性やお子さんのおやつにご使用いただけるよう チーズをジャガイモで作ったおもちで包みました。この商品は、平成21年春にパッケージリニューアルを行い、さらに販売が伸びております。「プリプリえびチリ&マヨ」は、カップに海老フリッターを入れ、2種類のソースをかけた商品で、当社のアソート商品第1弾となっております。「国産鶏 とり小判」は、今期新規で取り組みを行いました工場にて生産した商品で、従来の商品にない新たな食感と風味を有する商品となっております。また、既存品の改良といたしましては、原料が高騰する中、同じ価格で商品を提供できるよう仕様の変更に取り組み、「国産鶏 からあげ串」を発売いたしました。
 業務用におきましては、惣菜売場への商品提案をさらに強化するために、前事業年度に発売いたしましたスティック状フライのバリエーションとして「スティックフライ(コーンポタージュ味)」「スティックフライ(栗かぼちゃ)」やクリームソースを使用した「カルボナーラ包み揚げ」「グラタンコロッケ」、また、これらの商品とは対照的に和風の味付けをした「和風コロッケ(きんぴら)」「和風コロッケ(豚しょうが焼風)」の2品を発売いたしました。
 また、当社の主力製品でありますミートボールについては、和洋中のソースを使用した「KSミートボール」5種類や1個15gから35gまでのさまざまなサイズ・価格帯のタレなしミートボールを発売し、使用場面にあった商品をご提供できるよう商品のバリエーションを増やしております。冷凍ミートボール類のトップシェアを持つ当社は、平成21年3月には、これら新製品や既存品を掲載したミートボール単独のパンフレットを作成し、ミートボールのシェアの更なる拡大を目指しております。さらに、好評の豆腐製品につきましては、既存品のリニューアルを行いますとともに、「豆富しんじょう(柚子・れんこん)」や「豆腐ハンバーグ」といった新製品を発売し、惣菜だけでなく、他のルートへ豆腐製品を拡販できるよう取り組んでおります。
 さらに、惣菜売り場への商品提案だけでなく、当社シリーズ商品である「和食へのこだわり」のバリエーションを広げ、バイキングなどにご使用いただける完全調理済みの和食製品を発売いたしました。
 当社では、営業現場より顧客の声を反映させるため、商品開発スタッフと営業マンとのコミュニケーションを重視し、開発検討会議において意見の交換を行い商品開発に活用しております。また、営業、生産、品質保証の各部門が商品開発に参画し、ユーザーから支持されるオンリーワン商品の提供を目指しております。
 当事業年度における、商品開発活動に使用した総額は51,407千円であります。
7【財政状態及び経営成績の分析】
       文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
 
   (1) 重要な会計方針及び見積り
     当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。こ
   の財務諸表の作成に当たりまして、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。
    詳細につきましては、「第5「経理の状況」「財務諸表等」「財務諸表」 重要な会計方針」に記載のとおりで
   あります。
 
   (2) 当事業年度の経営成績の分析
     当事業年度における経営成績は、売上高10,645百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益320百万円(同39.8%        
   増)、経常利益283百万円(同47.2%増)、当期純利益148百万円(同94.6%増)となりました。1株当たり当期
   純利益金額は、103円51銭となりました。
   ①売上高
     当事業年度における売上高は、10,645百万円(前年同期比4.6%増)となりました。これは主に、業務用につき
   ましては、平成20年5月に泉佐野工場に「タレなし肉だんご」の新しい生産ラインを導入しました「肉だんごタレ
   なし製品類」が好調に推移しましたが、「豆腐製品類」が不振で、競合他社との競争激化もあり業務用全体では
   5,578百万円(前年同期比1.9%減)となったものの、家庭用につきましては、国内生産で主力製品の「鶏つくね
   串」「エビのチリソース」が好調に推移し、新製品の「北海道ジャーマンポテト」「チーズが入ったじゃがいもも
   ち」の寄与もありましたので、家庭用全体では、5.066百万円(同13.0%増)となったことによるものでありま
   す。    
    ②営業利益
     当事業年度における営業利益は、320百万円(前年同期比39.8%増)となりました。これは主に、利益率の高
    い自家工場生産商品の売上増及び家庭用商品の価格改定等によるものであります。
    ③経常利益
     当事業年度における経常利益は、283百万円(前年同期比47.2%増)となりました。これは主に、営業利益の
    増加によるものであります。 
    ④当期純利益
     当事業年度における当期純利益は、148百万円(前年同期比94.6%増)となりました。これは主に、経常利益
    の増加によるものであります。
 
    (3) 経営成績に重要な影響を与える要因について
     「4 事業等のリスク」に記載のとおり、当社の経営成績は、原材料価格及びその確保の状況、自社工場生産の  
   主力商品の販売状況の他、商品クレーム等による大規模な商品回収が発生した場合、主要委託先での製造ができな
   くなった場合、労働力の確保ができなくなった場合、法的規制の強化によりコストが増えた場合、親会社である日
   本たばこ産業㈱および㈱加ト吉との関係に変化が生じた場合に影響を受ける可能性があります。
 
    (4) 経営戦略の現状と見通し 
     当社といたしましては、これらの状況を踏まえて、販売面につきましては、新しい生産ラインの導入により、当
   社が現在トップシェアを占めております、冷凍ミートボール類のアイテム充実を図り、拡販にさらに注力するとと
   もに、豆腐製品を主力とする和風惣菜類の拡販を図ってまいります。また、生産面につきましては、製造機械のス
   クラップ&ビルドによるロスの削減を図ることにより利益の確保を推進してまいります。
 
    (5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 
    ① キャッシュ・フローの状況
      キャッシュ・フローの状況につきましては、「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載の
    とおりであります。
 ② 財政状態の分析
(資産)
  当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べ120百万円増加し、6,219百万円となりました。流動資産
は、現金及び預金等の減少があったものの、原材料、製品、未収入金等が増加しましたので、前事業年度末とほ
ぼ同額の3,885百万円となりました。固定資産は、除却の発生と減価償却費の計上による減少があったものの、有
形固定資産の取得、リース資産の計上等により、前事業年度末に比べ120百万円増加し、2,334百万円となりました。
(負債)
  当事業年度末における負債は、前事業年度末に比べ45百万円増加し、4,307百万円となりました。流動負債は支払手形(設備支払手形を含む)、未払消費税等の減少があったものの、短期借入金、買掛金等が増加しましたので、前事業年度末に比べ104百万円増加し、3,030百万円となりました。固定負債は、退職給付引当金等の増加があったものの、長期借入金が減少しましたので、前事業年度末に比べ59百万円減少し、1,276百万円となりました。
(純資産)
 当事業年度末における純資産は、その他有価証券評価差額金の減少があったものの、利益剰余金が増加しましたので、前事業年度末に比べ75百万円増加し、1,912百万円となりました。
 
    (6) 経営者の問題認識と今後の方針について 
  「3 対処すべき課題」に記載のとおり、「ケイエス冷凍食品らしい製品づくり」を行いながら、ISO22000の取得を目指し品質管理のさらなる強化を図るとともに、生産ロスの削減、物流の再構築等によるコスト削減を推進し、産業廃棄物の減容、減量に取り組んでまいります。
 




出典: ケイエス冷凍食品株式会社、2009-03-31 期 有価証券報告書