第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
当期のわが国経済は、大企業を中心として高水準で企業収益は改善され、設備投資も引続き拡大し景気は着実に回復し続けました。
当業界におきましても、中国をはじめアジア経済の拡大や米国の穏やかな景気拡大など設備投資に牽引され好調に推移しました。
当社の主力ユーザーの自動車関連業界も原油高騰等の懸念材料があるものの業績は好調を持続しました。
このような環境のなかで当社は積極的に営業を展開した結果、売上高は3,134百万円(前期比1.9%増)、経常利益261百万円(前年比52.1%増)、当期純利益112百万円(前年比13.6%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前年同期比18百万円減少し、231百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加、たな卸資産の増加により、前年同期比122百万円減少し、163百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローでは、有形固定資産・投資有価証券の取得により、64百万円の支出となっております。
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済により、前年同期比131百万円減少し、117百万円の支出となりました。
2【生産、受注及び販売の状況】
(1)生産実績
当事業年度における生産実績は、次のとおりであります。
区分 |
生産高(千円) |
前年同期比(%) |
射出成形機 |
2,715,373 |
1.6 |
附属機械器具等 |
450,629 |
0.9 |
合計 |
3,166,002 |
1.5 |
(注)1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)受注状況
当事業年度における受注実績は、次のとおりであります。
区分 |
受注高 |
受注残高 |
||
金額(千円) |
前年同期比(%) |
金額(千円) |
前年同期比(%) |
|
射出成形機 |
2,629,653 |
0.9 |
684,955 |
△7.3 |
附属機械器具等 |
450,629 |
0.9 |
− |
− |
合計 |
3,080,282 |
0.9 |
684,955 |
△7.3 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3)販売実績
当事業年度における販売実績は、次のとおりであります。
区分 |
販売高(千円) |
前年同期比(%) |
射出成形機 |
2,683,684 |
2.0 |
附属機械器具等 |
450,629 |
0.9 |
合計 |
3,134,313 |
1.9 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3【対処すべき課題】
日本経済は設備投資が拡大し景気は穏やかな回復が持続しております。
このような事業環境のなかで、当社は国内や海外市場で同業他社との競合等厳しい状況が続いております。更なる原価低減や品質の向上に全社一丸となって取組む所存でございます。
4【事業等のリスク】
当社の事業等に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクは、以下のとおりであります。
なお、将来に関するリスクについては、当事業年度末現在において判明しているものであり、将来発生しうるリスク全てを網羅したものではありません。
(1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動
当社は景気の変動によって左右されやすく、特に自動車関連の設備投資に依存する割合が大であります。
また、一部材料の値上、海外からの競合、他社の進出が影響を及ぼす可能性があります。
キャッシュ・フローの状況については第2.事業の状況 1.業績等の概要 (2)に記載のとおりであります。
(2)特定の取引先・製品・技術等への依存
該当なし
(3)特有の法的規制・取引慣行・経営方針
該当なし
(4)重要な訴訟事件等の発生
該当なし
(5)役員・大株主・関係会社等に関する重要事項
当社は、親会社である川口金属工業(株)より部品を購入しております。また、当社の監査役1名は、親会社の職員が兼任しております。