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セクション一覧

第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

 当期におけるわが国経済は、サブプライムローンが表面化した以降、特に9月のアメリカ大手投資銀行の破綻後、金融危機が一段と深刻化し、個人消費が急速に落ち込んだアメリカ経済の悪化がアジアや欧州経済の景気後退へと急速に波及し、世界同時不況の様相を呈してきました。

 国内においては、下期から輸出の減少、設備投資の凍結、円高が進行等により各企業の採算は悪化しました。

 当社の主力ユーザーであります自動車関連産業は、生産調整や固定費削減のためリストラに取組む等、過去に経験したことのないような落ち込みを見せました。

 このような環境のなかで当社の売上高は1,685百万円(前期比46.9%減)、経常損失△231百万円(前期経常利益183百万円)、当期純損失△170百万円(前期当期純利益48百万円)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

 当事業年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前年同期比87百万円減少し、260百万円となりました。

 営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の減少、たな卸資産の減少により、前年同期比268百万円減少し、139百万円の収入となりました。

 投資活動によるキャッシュ・フローでは、有形固定資産・投資有価証券の取得により、10百万円の支出となっております。

 財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済により、前年同期比32百万円減少し、216百万円の支出となりました。

2【生産、受注及び販売の状況】

(1)生産実績

 当事業年度における生産実績は、次のとおりであります。

区分

生産高(千円)

前年同期比(%)

射出成形機

1,323,206

△51.5

附属機械器具等

346,722

△18.0

合計

1,669,928

△46.9

 (注)1.金額は、販売価格によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

(2)受注状況

 当事業年度における受注実績は、次のとおりであります。

区分

受注高

受注残高

金額(千円)

前年同期比(%)

金額(千円)

前年同期比(%)

射出成形機

1,015,848

△61.0

213,300

△60.3

附属機械器具等

346,722

△18.0

合計

1,362,570

△55.0

213,300

△60.3

 (注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

(3)販売実績

 当事業年度における販売実績は、次のとおりであります。

区分

販売高(千円)

前年同期比(%)

射出成形機

1,339,258

△51.4

附属機械器具等

346,722

△18.0

合計

1,685,980

△46.9

 (注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

2.最近2事業年度の主要な輸出先、輸出販売高及び割合は次のとおりであります。

( )内は総販売実績に対する輸出高の割合であります。

輸出先

前事業年度

(自 平成19年4月1日

至 平成20年3月31日)

当事業年度

(自 平成20年4月1日

至 平成21年3月31日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

アメリカ

143,436

27.9

13,710

10.0

アジア

371,317

72.1

123,867

90.0

合計

514,753

(16.2%)

100

137,577

(8.2%)

100

3【対処すべき課題】

 今後も当業界は更に競争が激化すると思われますので、顧客のニーズに合った商品の開発、新しい市場の開拓、品質の向上、コストの削減等に努め、全社一丸となって取組んでいく所存であります。

4【事業等のリスク】

 当社の事業等に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクは、以下のとおりであります。

 なお、将来に関するリスクについては、有価証券報告書提出日現在において判明しているものであり、将来発生しうるリスク全てを網羅したものではありません。

(1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動

 当社は景気の変動によって左右されやすく、特に自動車関連の設備投資に依存する割合が大であります。

 また、一部材料の値上、海外からの競合、他社の進出が影響を及ぼす可能性があります。

 キャッシュ・フローの状況については第2.事業の状況 1.業績等の概要 (2)に記載のとおりであります。

(2)特定の取引先・製品・技術等への依存

 該当なし

(3)特有の法的規制・取引慣行・経営方針

 該当なし

(4)重要な訴訟事件等の発生

 該当なし

(5)役員・大株主・関係会社等に関する重要事項

 当社は、兄弟会社である㈱川口金属工業より原材料を購入しております。また、当社の役員1名は、親会社㈱川金ホールディングスの役員が兼任しております。

5【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

6【研究開発活動】

 当社は射出成形機メーカーとして、顧客のニーズに合った射出成形機や附帯装置等の研究開発を進めております。

 なお、研究開発費の総額は15,059千円であります。

7【財政状態及び経営成績の分析】

(1)経営成績に重要な影響を与える要因についての分析

 当社は自動車関連産業との係わりが大きいため、ゴム用射出成形機が売上の大半を占めております。

 従って個人消費の伸びや景気の変動に影響を受けやすい状態です。

(2)戦略的現状と見通し

 当社をとりまく環境は厳しく、顧客のニーズに合った製品の開発、新しい市場の開拓、品質の向上及びコストの低減に更なる努力をしていかなければなりません。

(3)資本の財源及び資金の流動性に係わる情報

 当社の資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、当事業年度139百万円の収入となっております。これは、売上債権の減少により584百万円、たな卸資産の減少により54百万円の収入が増加したためであります。

 投資活動によるキャッシュ・フローでは、有形固定資産・投資有価証券の取得により、10百万円の支出となっております。

 財務活動によるキャッシュ・フローでは、短期借入金及び長期借入金の借入と返済の結果、216百万円の支出となっております。

 上記の結果、当事業年度末の現金及び現金同等物は、87百万円減少し、260百万円となりました。

(4)経営者の問題認識と今後の方針について

 当社の経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき、経営方針を立案するよう努めておりますが、厳しい経済環境の中で迅速な意思決定により経営を推進することとしております。

 (注)上記において将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断しております。





出典: 株式会社 松田製作所、2009-03-31 期 有価証券報告書