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セクション一覧

第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

 当期におけるわが国経済は、世界的な金融市場の混乱と実態経済の急速減の影響を大きく受けました。世界経済は先進国の財政金融政策により最悪期を脱し、また中国を始めアジア経済の順調な回復により緩やかな回復向かっております。しかしながら、わが国経済は、デフレの長期化、設備投資の減少、個人消費の伸び悩みなど景気の先行きは楽観できません。

 当社の主力ユーザーであります自動車関連産業は、エコカー減税及びエコカー補助金制度が下支えになりましたが、新車需要の低迷、輸出の減少、また円高により厳しい状況にあります。

 このような環境のなかで当社の売上高は865百万円(前期比48.7%減)、経常損失△175百万円(前期比23.1%減)、土地の減損損失296百万円を計上した結果、当期純損失△451百万円(前期比164.8%増)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

 当事業年度における現金及び現金同等物(以下資金という)の期末残高は、61百万円(前年同期比76.3%減)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果使用した資金は、195百万円(前年同期は139百万円の収入)となりました。これは税引前当期純損失451百万円、売上債権の増加133百万円等を反映したものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果では、5百万円の収入(前年同期は10百万円の支出)となりました。これは有形固定資産の売却14百万円等を反映したものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果では、8百万円の支出(前年同期比95.9%減)となりました。これは借入金返済を反映したものであります。

2【生産、受注及び販売の状況】

(1)生産実績

 当事業年度における生産実績は、次のとおりであります。

区分

生産高(千円)

前年同期比(%)

射出成形機

627,274

△52.6

附属機械器具等

230,865

△33.4

合計

858,139

△48.7

 (注)1.金額は、販売価格によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

(2)受注状況

 当事業年度における受注実績は、次のとおりであります。

区分

受注高

受注残高

金額(千円)

前年同期比(%)

金額(千円)

前年同期比(%)

射出成形機

667,482

△34.3

246,330

115.5

附属機械器具等

230,865

△33.4

合計

898,347

△34.1

246,330

115.5

 (注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

(3)販売実績

 当事業年度における販売実績は、次のとおりであります。

区分

販売高(千円)

前年同期比(%)

射出成形機

634,452

△52.6

附属機械器具等

230,865

△33.4

合計

865,317

△48.7

 (注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

2.最近2事業年度の主要な輸出先、輸出販売高及び割合は次のとおりであります。

( )内は総販売実績に対する輸出高の割合であります。

輸出先

前事業年度

(自 平成20年4月1日

至 平成21年3月31日)

当事業年度

(自 平成21年4月1日

至 平成22年3月31日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

アメリカ

13,710

10.0

1,949

1.8

アジア

123,867

90.0

104,006

98.2

合計

137,577

(8.2%)

100

105,955

(12.2%)

100

         3.前事業年度及び当事業年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に
       対する割合は次のとおりであります。

相手先

前事業年度

(自 平成20年4月1日

至 平成21年3月31日)

当事業年度

(自 平成21年4月1日

至 平成22年3月31日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

㈱川金コアテック

138,000

16.0

㈱フコク

198,023

11.7

136,469

15.8

 4.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

3【対処すべき課題】

 今後も当業界は更に競争が激化すると思われますので、顧客のニーズに合った商品の開発、新しい市場の開拓、品質の向上、コストの削減等に努め、全社一丸となって取組んでいく所存であります。

 

4【事業等のリスク】

 当社の事業等に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクは、以下のとおりであります。

 なお、将来に関するリスクについては、有価証券報告書提出日現在において判明しているものであり、将来発生しうるリスク全てを網羅したものではありません。

(1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動

 当社は景気の変動によって左右されやすく、特に自動車関連の設備投資に依存する割合が大であります。

 また、一部材料の値上、海外からの競合、他社の進出が影響を及ぼす可能性があります。

 当社は、2期連続営業赤字を計上しておりますが、業績の回復等に努め信用力の回復、収益力の向上に鋭意努力いたしていく所存であります。

 しかしながら、当社が想定できない諸般の要因で、当社の事業計画が順調に進捗しない場合、当社の業績に影響を及ぼし、その結果、継続企業の前提に疑義が生じる可能性があります。

 キャッシュ・フローの状況については第2.事業の状況 1.業績等の概要 (2)に記載のとおりであります。

(2)特定の取引先・製品・技術等への依存

 該当なし

(3)特有の法的規制・取引慣行・経営方針

 該当なし

(4)重要な訴訟事件等の発生

 該当なし

(5)役員・大株主・関係会社等に関する重要事項

 当社は、兄弟会社である㈱川口金属工業より原材料を購入しております。また、当社の役員1名は、親会社㈱川金ホールディングスの役員が兼任しております。

 

5【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

6【研究開発活動】

 当社は射出成形機メーカーとして、顧客のニーズに合った射出成形機や附帯装置等の研究開発を進めております。

 なお、研究開発費の総額は11,056千円であります。

7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態の分析

(資産)

流動資産は、前事業年度末に比べ144,713千円減少し、772,081千円となりました。これは主に、現金及び預金の減少198,931千円や、未収還付税の減少53,506千円、売掛金の増加137,889千円等によるものであります。

固定資産は、前事業年度末に比べ329,082千円減少し、1,096,138千円となりました。これは主に、土地の減損損失による有形固定資産の減少によるものであります。

以上の結果、資産合計は、前事業年度末に比べ473,796千円減少し、1,868,219千円となりました。

(負債)

流動負債は、前事業年度末に比べ64,701千円増加し、640,225千円となりました。これは主に、短期借入金及び一年以内の返済予定長期借入金の増加47,697千円、買掛金の増加39,067千円によるものであります。

固定負債は、前事業年度末に比べ91,971千円減少し、363,807千円となりました。これは主に、長期借入金の減少56,600千円及び退職給付引当金の減少43,976千円によるものであります。

以上の結果、負債合計は、前事業年度末に比べ27,271千円減少し、1,004,032千円となりました。

(純資産)

純資産は、前事業年度末に比べ446,524千円減少し、864,187千円となりました。これは、主に当期純損失451,923千円の計上によるものであります。

 

(2)経営成績の分析

経営成績の分析につきましては「第2[事業の状況]1業績等の概要」に記載のとおりであります。

(3)キャッシュ・フローの状況の分析 

キャッシュ・フローの状況の分析につきましては「第2[事業の状況]1業績等の概要」に記載のとおりであります。   

   





出典: 株式会社 松田製作所、2010-03-31 期 有価証券報告書