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セクション一覧

第2 【事業の状況】

 

1 【業績等の概要】

(1) 業績

当連結会計年度は、消費税率引き上げに伴う駆け込み消費とその後の反動により大きな影響を受けましたが、当社グループはブランド力向上が着実に進捗している中で「COLLECTION LINE」をはじめとするTASAKIを代表する商品の売上が好調に推移いたしました。加えて、訪日外国人による売上増が、全体の売上を押し上げたこともあり、国内業績は順調に推移しております。
 海外においても、中国・韓国と従来の東アジアを中心に店舗展開を着々と進める一方、ヨーロッパにおけるブランド展開の橋頭堡として、パリの老舗百貨店Bon Marchéに正式出店いたしました。

以上の結果、当連結会計年度におきましては、売上高は190億36百万円(前年同期比14.8%増)、営業利益は14億55百万円(前年同期比607.7%増)、経常利益は15億14百万円(前年同期比825.2%増)、当期純利益は11億51百万円(前年同期比164.4%増)とすべて昨年を大幅に上回る実績を計上いたしました。また、当社グループの経営指標として重要視しておりますEBITDA(※)は、18億82百万円となりました。
※EBITDA=営業利益+減価償却費+その他償却費+現金流出を伴わない費用

 

セグメントの概況は、以下のとおりであります。

(小売事業)

小売事業につきましては、上記のとおりブランド戦略がより明確に効果を表したこと等により、当連結会計年度の売上高は154億91百万円(前年同期比19.5%増)、セグメント利益は6億51百万円(前年同期は3億90百万円の損失)となりました。

(卸売事業)

卸売事業につきましては、当連結会計年度の売上高は35億45百万円(前年同期比2.1%減)であるものの、主に真珠素材市場の回復により、セグメント利益は8億33百万円(前年同期比35.5%増)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、税金等調整前当期純利益13億65百万円、減価償却費3億85百万円、たな卸資産の増加額7億21百万円、仕入債務の減少額2億75百万円等により、11億36百万円の増加(前年同期は5億30万円の減少)となりました。

「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、有形固定資産の取得による支出4億85百万円等により、4億99百万円の減少(前年同期は2億33百万円の減少)となりました。

「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、長期借入金の返済による支出2億円等により、2億円の減少(前年同期は2億45百万円の増加)となりました。

この結果、「現金及び現金同等物の期末残高」は、前連結会計年度末に比べ4億98百万円増加し20億90百万円となりました。

 

 

2 【生産、受注及び販売の状況】

(1) 生産実績

当社グループの生産活動は、全てのセグメントに対する製品の生産を行っていることから、販売形態を基礎とした報告セグメントごとに区分することが困難であるため、セグメントごとの記載はしておりません。

① 養殖真珠浜揚実績

 

 

当連結会計年度

(自 平成25年11月1日

至 平成26年10月31日)

前年同期比(%)

アコヤ真珠養殖(千貝)

501

107.4

南洋真珠養殖(千貝)

204

96.6

合計(千貝)

705

104.0

 

 

② 真珠製品加工実績(ネックレス・バラ珠)

 

 

当連結会計年度

(自 平成25年11月1日

至 平成26年10月31日)

前年同期比(%)

アコヤ真珠(千円)

639,975

111.7

淡水真珠(千円)

38,003

50.9

マベ真珠(千円)

4,587

36.9

合計(千円)

682,567

103.4

 

(注) 1 加工実績には消費税等を含んでおりません。

2 金額は、製造原価によっております。

 

③ 宝飾品加工実績(細工品)

 

 

当連結会計年度

(自 平成25年11月1日

至 平成26年10月31日)

前年同期比(%)

真珠製品(千円)

1,067,398

88.7

マベ真珠製品(千円)

65,353

92.2

南洋真珠製品(千円)

1,933,027

125.5

貴石・半貴石製品(千円)

1,574,191

78.1

貴金属製品(千円)

899,547

133.7

その他(千円)

41,071

97.2

合計(千円)

5,580,588

100.6

 

(注) 1 加工実績には消費税等を含んでおりません。

2 金額は、製造原価によっております。

 

(2) 受注実績

当社グループは、原則として見込生産を行っているため該当事項はありません。

 

 

(3)販売実績

 

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 平成25年11月1日

至 平成26年10月31日)

前年同期比(%)

小売事業(千円)

15,491,318

119.5

卸売事業(千円)

3,545,215

97.9

合計(千円)

19,036,534

114.8

 

(注) 販売実績には消費税等を含んでおりません。

 

3 【対処すべき課題】

(1) 当面の対処すべき課題の内容等

当社グループは、すべてのお客様に対し、当社グループの制作する製品を通して、それを身につけることによる最高の満足を感じていただけるために、最高の品質、最高のデザイン、最高のサービスを提供することを基本方針としております。
 製品に対するゆるぎのない自信を貫くため、あくまで自社独自の製販一貫体制にこだわり続けます。
 この基本方針を基に高収益化を図るために、次のような課題を掲げており、解決に取り組んで行く所存であります。

①ブランド価値向上
当社グループは、ブランド価値向上を目的として、商品デザインの強化、広告宣伝の拡充を実施し、消費者により深くTASAKIを認知していただくべく店舗網の充実を課題として取り組んでまいります。

②海外への事業展開
当社グループは、高い成長力が見込まれる中国を含むアジア市場並びにブランド力を向上すべき主要国において、販売体制の整備を今後も課題として取り組んでまいります。

③在庫の適正化
当社グループは、引き続き、在庫内容・在庫金額の分析・検討を行い、市場の需要にリンクさせるよう在庫の適正化を推進してまいります。

④内部統制・コンプライアンス
当社グループは、内部統制報告制度を導入しており、これに基づき、社内における統制・遵法を更に強化整備することを課題として取り組んでまいります。

 

4 【事業等のリスク】

以下に記載する事項は、当社グループの事業に関してリスク要因と考えられる主な事項であります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 海外に生産拠点及び販売拠点をもっているため、その国の政治的経済的な安定度により影響を受ける可能性があります。

生産拠点

………

中国(上海市)における宝飾品の加工
ミャンマーにおける南洋真珠の養殖

販売拠点

………

中国における宝飾品の販売
台湾における宝飾品の販売
韓国における宝飾品の販売
フランスにおける宝飾品の販売

 

 

 

(2) 宝飾品の原材料であるダイヤモンド、色石、真珠、貴金属等は国際商品市場に左右される可能性があります。販売市場の需給関係により原材料高を販売価格に完全に転嫁できない可能性があります。

 

(3) 輸出入を行っているため、為替変動による為替差損益が発生する可能性があります。

 

(4) 真珠の養殖事業を行っていることに対し、日本国内で法的規制を受けております。漁業法及び水産業協同組合法による免許制であり、知事の認可が必要であります。

 

(5) 真珠の養殖は自然を相手とする事業であり、気象条件や海況条件等災害を含む自然条件に生産量が左右されることがあります。

 

(6) 金融機関からの資金調達において、金利の変動が支払利息に連動し損益に影響を及ぼす可能性があります。また、借入金の契約に財務制限条項が付されております。

 

5 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

6 【研究開発活動】

当社グループでは、生産部門において、真珠製品、宝飾細工製品の加工技術の研究開発を行っており、当連結会計年度における当社グループの研究開発費総額は60百万円であり、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。

なお、当社グループはすべてのセグメントに対する製品の生産を行っていることから、販売形態を基礎とした報告セグメントごとに区分することが困難であるため、研究開発費をセグメントごとに記載しておりません。

 

7 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績の分析

売上面におきましては、小売事業は当社グループが従来より重点的に進めてまいりましたブランド戦略が効果を表し、特に百貨店売上を筆頭に増加いたしました。

利益面におきましては、販売費及び一般管理費につきまして広告宣伝費・販売促進費・人件費等戦略的な支出を維持しつつも、それ以外の経費について引き続き削減を遂行してまいりました。

以上の結果、当連結会計年度におきましては、売上高は190億36百万円(前年同期比14.8%増)、営業利益は14億55百万円(前年同期比607.7%増)、経常利益は15億14百万円(前年同期比825.2%増)、当期純利益は11億51百万円(前年同期比164.4%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比べ13億17百万円増加し207億82百万円となりました。なかでも、主に流動資産においては現金及び預金の増加5億円、たな卸資産の増加9億66百万円となっております。

負債の部につきましては、前連結会計年度末と比べ微減の73億13百万円となりました。

純資産の部につきましては、前連結会計年度末と比べ13億18百万円増加し134億69百万円となりました。これは、主に当連結会計年度の当期純利益計上による利益剰余金の増加11億51百万円、及び為替換算調整勘定の増加2億17百万円によるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況の分析

キャッシュ・フローの状況につきましては、「1 業績等の概要」に記載しております。

 





出典: 株式会社TASAKI、2014-10-31 期 有価証券報告書