有価証券報告書を3社、または3期分比較分析できる! いますぐトライアルで試す >>
 






セクション一覧

第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日本銀行による経済対策や金融政策の効果などから円高の是正や株高が進み、企業収益に改善の動きが見られるなど、景気は緩やかな回復の兆しが見えてまいりました。また、当社を取り巻く環境は、高額商品の持ち直しや4月の消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の影響などもあり個人消費は堅調な動きが見られましたが、一方で原材料の高騰や電気料金の値上げ及び消費税増税後の先行きの懸念など、消費マインドは不透明な状況が続くと思われます。

このような環境のもと当社グループは「安定した利益とキャッシュ・フロー」を出せる経営基盤の確立の方針のもと、銀座山形屋の服づくりのこだわり「MADE IN JAPAN」・「着心地と品質」を第一としたオーダーメイドを柱に、「世界一のオーダーメイド企業をつくる」を合言葉に“ぶれることなく”継続しつづけて行くこと、磨きつづけること、により従業員全員がオーダーメイドのプロとして、グループ企業一体となり「お客様から見た商品やサービスの価値を最大化する努力をすることにより、ファッションを通じ、いきいきとした生活、楽しい生活、充実した生活を提案し続ける」という経営理念に基づき収益力向上に努め下記の施策を実行いたしました。

①    ひとりひとりの販売力をレベルアップし「満足されたお客様は2度目もご愛用いただける100%のリピートオーダーを目指す」を目標に再客(リピーター)をものさしとし、品質・品揃え・価格・接客・知識すべての分野において、本物のプロとしてのテーラー集団をつくり続けてまいりました。

②    67期よりスタートしたブランドの事業化も3年が経過し、お客様に向けて更なる魅力的なブランドとして認知していただくために、「銀座山形屋ブランド」は、銀座流の良質な大人の装いをテーマに、安心できる納得の品質でお客様に満足感を提案してまいりました。この春夏のクールビズ対応では、“品質”と“機能”に重点を置いて「いかに着こなすか」をテーマにファッションスタイル提案をさせていただきました。お洒落に拘りを持ったお客様への「サルトリア プロメッサブランド」は、35歳をメインターゲットにイタリアの洋服文化を感じていただきながら、「あなたを包む価値ある一着」のコンセプトのもと、スーツを主軸にファッション提案してまいりました。女性のためのベーシックデザインを基本とした「ミスターナブランド」は、30歳から40歳を中心に、自分の体型にあった拘りの1着をファッションとともに、お客様にお届けすることにより満足感を提案しパターンオーダーメイドシステムを更に強化し、他社とは一味違う着心地感とファッション性を追求してまいりました。

③    製造事業会社に、28歳をメインターゲットにしたオーダースーツの入門編としての「ブレフブランド」を移管し、既存のブランド事業ではアプローチ出来ていなかったお客様に対して“オーダーの楽しさ”“新鮮さ”を提案してまいりました。2月には東京都中央区八重洲地下街へ3号店を出店いたしました。

また、インターネットによるオーダースーツブランド「スーツファクトリーdpi」は楽天ショッピングモールの成功体験を活かしヤフーショッピングモールへ出店し40歳ビジネスマンをターゲットに販売強化してまいりました。

④    製造部門におきましては、工場ごとの役割を明確にするため事業部体制に変更し、各工場の特色を活かしTSS手法の活用で「ムダ・ムリ・ムラ」のない製造工程を作りあげ、安定した品質向上の出来る生産体制へ運営強化いたしました。

⑤    固定費削減による収益力向上をはかるため、ひとつひとつの費用を見直し経費削減への取り組みを速やかに実施してまいりました。

<当社グループの営業の経過および成果>

主力のオーダーメイド販売が好調に推移し、既製・洋品売上高の減少に歯止めがかかり、消費税率引き上げ前の駆け込み需要の影響もあった結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高45億1千9百万円(前期比4.8%増)となりました。

オーダーメイドスーツ売上高の増加は、テーラー銀座山形屋のプロとして1着1着を大切に販売することを“ぶれることなく”継続しつづけてきたことにより結果として、着数が増加し・1着当たりの販売単価が700円ほどアップしたことが要因であり、固定費削減の効果もあり経常利益は1億6千5百万円(前期比598.5%増)となりました。また、減損損失の計上1千1百万円等により当期純利益は1億3千2百万円(前期比2,108.9%増)となりました。

なお、店舗の状況につきましては、ブレフ3号店を八重洲地下街に出店したことにより、当連結会計年度末における店舗網は、㈱ウィングロード24店舗、日本ソーイング㈱7店舗であり、グループ合計で31店舗になっております。

 セグメント別では、小売事業が売上高18億9千2百万円(前期比7.5%増)、営業利益1千6百万円(前期は1億4千2百万円の営業損失)、卸売事業が売上高16億8千7百万円(前期比0.1%減)、営業利益6千9百万円(前期は3千5百万円の営業損失)、受託縫製事業が売上高9億2千6百万円(前期比10.5%増)、営業利益4千2百万円(前期比7.4%減)となりました。

 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、上記の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

(2)キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は8億1千3百万円であり、前連結会計年度末に比べ6千7

百万円増加いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フロ−は9千1百万円の増加となりました。これは主に税金等調整前当期純利益1億5千3百万円の計上をした一方で、仕入債務の減少による資金の支出5千5百万円があったこと等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは1千5百万円の支出となりました。これは差入保証金及び敷金の返還によ る収入1千8百万円及び貸付金の回収4千7百万円があった一方で、有形固定資産の取得による支出6千万円及び 差入保証金及び敷金の預入による支出2千万円があったこと等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、主にリース債務の返済による資金の支出8百万円がありました。

2【生産、受注及び販売の状況】

(1)生産実績

 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 平成25年4月1日

至 平成26年3月31日)

 前年同期比(%)

小売事業(千円)

卸売事業(千円)

受託縫製事業(千円)

1,733,251

105.5

   報告セグメント計(千円)

1,733,251

105.5

その他(千円)

    合計(千円)

1,733,251

105.5

 (注)1 金額は販売価格によっております。

   2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(2)受注状況

 当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

受注高(千円)

 

前年同期比

(%)

受注残高(千円)

 

前年同期比

(%)

小売事業(千円)

1,455,161

113.6

136,542

242.1

卸売事業(千円)

1,656,740

104.7

85,127

140.8

受託縫製事業(千円)

914,608

119.0

60,469

176.1

  報告セグメント計(千円)

4,026,510

110.9

282,138

186.6

その他(千円)

    合計(千円)

4,026,510

110.9

282,138

186.6

 (注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

(3)販売実績

 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

      当連結会計年度

(自 平成25年4月1日

至 平成26年3月31日)

前年同期比(%)

小売事業(千円)

1,892,181

107.5

卸売事業(千円)

1,687,184

99.9

受託縫製事業(千円)

926,248

110.5

   報告セグメント計(千円)

4,505,614

105.1

その他(千円)

14,227

56.6

     合計(千円)

4,519,841

104.8

 (注)1 主要な販売先につきましては、いずれの販売先も総販売実績に対する割合が100分の10未満のため記載は
     省略しております。

    2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

3【対処すべき課題】

(1)会社の経営の基本方針

 「私たちグループ企業は、お客様から見た商品やサービスの価値を最大化する努力をすることにより、お客様に対し、ファッションを通じ、活き活きとした生活、楽しい生活、充実した生活を提案し続けることにより、お客様より支持され続ける企業を目指します。」という企業理念に基づき、企業活動を実行し、結果として「事業規模の大小にかかわらず、それぞれが目指す分野において、“オンリーワン”としてお客様にその存在価値を認められる、質的に高い一流企業」を目指し、事業を遂行してまいります。

(2)目標とする経営指標

 当社は「安定した利益とキャッシュ・フローを出せる経営基盤の確立」の方針のもと、継続的に企業価値の向上を
図ることが株主重視の経営と認識し、成長性の確保を図りながら、売上高経常利益率の向上と総資産回転率の向上を
目指しております。

(3)中長期的な会社の経営戦略と今後の対処すべき課題

今後の見通しにつきましては、円安・株高を背景に企業業績の改善が進み、大企業を中心に賃金のベースアップが実施されるなど景気回復への期待感はありますが、消費税増税による消費減退の懸念や原材料価格の上昇など、当業界をとりまく環境は楽観を許さない状況が続くと予想されます。

このような状況のもと当社グループは、営業利益および営業キャッシュ・フローの継続的黒字化の基盤を構築するため既存事業の客数・品質を向上させながら販売の拡大・強化を図ってまいります。

① 販売員ひとりひとりがレベルアップし「満足されたお客様は2度目もご愛用いただける100%のリピートオーダーを目指す」を目標に再客(リピーター)をものさしとし、品質・品揃え・価格・接客・知識すべての分野において、本物のプロとしてのテーラー集団をつくりあげてまいります。

② ブランドにおいてはそれぞれの志向の異なるお客様に向けて、更なる魅力的なブランドを認知していただくために、「銀座山形屋ブランド」は、銀座流の良質な大人の装いをテーマに、安心できる納得の品質でお客様に満足感を提供してまいります。この春夏でのクールビズ対応は、着こなしでのファッションスタイルを提案し、秋冬においては、コートに新たなモデル開発を実施し、銀座流の大人の装いを更に進化させて提案させていただきます。

     「サルトリア プロメッサブランド」は、季節に合わせた着こなし提案、お客様それぞれのシーン・志向に合わせた着こなし提案をさせていただき、イタリアの洋服文化を感じていただきながら「あなたを包む価値ある一着」のコンセプトを提案させていただきます。

     「ミスターナブランド」は、30歳から40歳を中心に、自分の体型にあった拘りの1着をファッションとともに、お客様にお届けすることにより満足感を提供してまいります。昨秋提案させていただいたコートの新モデルは、お客様から高評価をいただきました。今秋冬については、コート素材を新たに追加して、更にお客様にご満足いただけるファッション提案をさせていただきます。

③ 「ブレフブランド」は、オーダースーツの入門編として28歳をメインターゲットとして、提案させていただいております。2月出店の八重洲地下街店も順調に売り上げを伸ばしており、今後に向けてはマーケット分析を行いながら、新規店舗の出店を目指していきます。

     インターネットによるオーダースーツブランド「スーツファクトリーdpi」は楽天・ヤフーショッピングモールにおいての、ターゲット層を明確にした商品提案をさせていただき、新規顧客獲得に向けて販売強化してまいります。

④ 製造部門におきましては、各工場の役割を明確にしTSS手法の活用での製造工程の見直しを継続的に実施し、お客様にご満足いただける品質を作りあげてまいります。また、パターンを理解し、生産管理・裁断・縫製・仕上・検査等の一連の流れに精通した品質面のプロを育成してまいります。

⑤ 固定費削減におきましては、ひとつひとつ費用の見直しを継続して行ない経費削減への取り組みを速やかに実施してまいります。

 

(4)内部管理体制の整備・運用状況

 当社は、内部牽制組織として代表取締役社長の直轄で内部監査室を設置し、内部監査担当者が「内部監査規程」に
基づき、監査計画を策定し、定期的に本社管理部門及び各子会社の店舗・営業所・製造部門に対して、日常業務の適
法性の監査を実施するとともに、業務改善に関する指摘、助言を行い、業務の効率化や改善を図っております。
 また、管理部門の配置につきましては、持株会社である当社にグループ全体の人事・総務・経理・財務・システムを担当する管理部を設置しております。
 管理部は製造部門、販売営業部門などの他部門からは独立しており、グループ全体の内部管理および内部牽制体制の確保を図っております。
 また、「金融商品取引法」により求められる内部統制報告制度の対応のできる体制を構築しております。

 

4【事業等のリスク】

    有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社グループの経営成績および
   財政状態等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。
    なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(平成26年6月27日)現在において当社グループ
   が判断したものであります。

 ① 経営成績の季節的変動
  当社グループの主な製造・販売品目はスーツを中心とした重衣料でありますが、商品の持つ季節的特性と
 して、単価、数量いずれにおいても下半期に集中していることから、売上高、営業損益が下半期に偏る傾向
 があります。
 ② 出店条件
  新規出店する際の物件の選定にあたっては、店舗の採算性を最も重視しており、保証金、賃借料、商圏内
 人口等について事前に調査を実施し、損益シミュレーション、投資回収期間予測を行い、一定条件を満たす
 物件を対象としております。
  このため、出店条件を満たす物件を確保できない場合は、想定している売上高の成長性に影響を及ぼす可
 能性があります。
 ③ 短時間労働者(パートタイマー等)
  現在、短時間労働者に対する社会保険の適用基準を拡大する法律(週の所定労働時間20時間以上の者について

   は、新たに社会保険への加入が義務付けられる)が平成28年10月より大企業に適用することが成立されておりま

  す。今後、この適用会社の範囲が拡大された場合、保険料の増加、短時間就労希望者の減少が生じるなどの状況

  が想定され、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。
 ④ 製造コストの海外生産品との比較
   当社グループの注文服は国内製造子会社において製造しておりますが、同業他社においてはコスト優位の面に

  着目して、海外での生産による加工代の極めて安い製品の取扱を一部で展開し始めております。
  現在は納期、運搬コスト、品質等の問題もあり、その生産の急激なシフトは起こっておりません。
  しかし、将来海外での生産による製品の調達が常態化すれば、当社製造子会社への影響は大きく、結果として当

  社グループの損益に影響を及ぼす可能性があります。
 ⑤ 製造部門における労働力の確保
   当社グループの製造拠点は、北海道(芦別市)・岩手県(二戸郡一戸町)・福岡県(飯塚市)の三拠点であり

  ます。地域特性はあるものの、製造部門の労働力の確保は大変厳しい環境にあります。製造部門の労働力は、生

  産ラインの安定稼動および品質改善にむけた取り組みを実現させる為に高い縫製スキルをもつ社員を育成させる

  事が重要な要素となってまいります。オーダー事業の成長性を実現させる上でも製造部門の労働力が確保できな

  い場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

6【研究開発活動】

 該当事項はありません。

 

7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態の分析

 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して2億8千5百万円増加し、44億6千6百万円とな

りました。

 資産の部では、流動資産が前連結会計年度末と比較して2億3千6百万円増加しました。

 これは投資その他の資産に含まれていた長期預金1億円を流動資産の現金及び預金に振替したことによるもの、及び売上が順調に推移したことにより営業活動によるキャッシュ・フローが増加したこと等によるものであります。

固定資産は前連結会計年度と比較して4千9百万円増加しました。主な要因は、投資有価証券が時価の上昇に伴う評価差額金を計上したことによる増加1億4千7百万円があった一方で、投資その他の資産に含まれていた長期預金1億円を流動資産の現金及び預金に振替したこと等によるものであります。

 負債の部では、前連結会計年度末と比較して5百万円増加し16億7千4百万円となりました。

 これは、主にイ−ジ−オ−ダ−が消費税の駆け込み需要により増加したことによる、受注の前受金が増加した一方で、前連結会計年度末日が銀行休業日だったことにより、当連結会計年度期首に買掛金及び未払金の決済がずれ込んだこと等によるものであります。

 純資産の部においては、主に当期純利益1億3千2百万円の計上をした結果、当連結会計年度末の株主資本は、前連結会計年度と比較して1億3千1百万円の増加となりました。また、その他有価証券評価差額金は1億4千8百万円の増加となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの分析

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は8億1千3百万円であり、前連結会計年度末に比べ6千7百万円増加いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フロ−は9千1百万円の増加となりました。これは主に税金等調整前当期純利益

1億5千3百万円を計上をした一方で、仕入債務の減少による資金の支出5千5百万円があったこと等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは1千5百万円の支出となりました。これは差入保証金及び敷金の返還による収入1千8百万円及び貸付金の回収4千7百万円があった一方で、有形固定資産の取得による支出6千万円及び差入保証金及び敷金の預入による支出2千万円があったこと等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、主にリース債務の返済による資金の減少による資金の支出8百万円がありました。

(3)経営成績の分析

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日本銀行による経済対策や金融政策の効果などから円高の是正や株高が進み、企業収益に改善の動きが見られるなど、景気は緩やかな回復の兆しが見えてまいりました。また、当社を取り巻く環境は、高額商品の持ち直しや4月の消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の影響などもあり個人消費は堅調な動きが見られましたが、一方で原材料の高騰や電気料金の値上げ及び消費税増税後の先行きの懸念など、消費マインドは不透明な状況が続くと思われます。

このような環境のもと当社グループは「安定した利益とキャッシュ・フロー」を出せる経営基盤の確立の方針のもと、銀座山形屋の服づくりのこだわり「MADE IN JAPAN」・「着心地と品質」を第一としたオーダーメイドを柱に、「世界一のオーダーメイド企業をつくる」を合言葉に“ぶれることなく”継続しつづけて行くこと、磨きつづけること、により従業員全員がオーダーメイドのプロとして、グループ企業一体となり「お客様から見た商品やサービスの価値を最大化する努力をすることにより、ファッションを通じ、いきいきとした生活、楽しい生活、充実した生活を提案し続ける」という経営理念に基づき収益力向上に努め下記の施策を実行いたしました。

①    ひとりひとりの販売の力をレベルアップし「満足されたお客様は2度目もご愛用いただける100%のリピートオーダーを目指す」を目標に再客(リピーター)をものさしとし、品質・品揃え・価格・接客・知識すべての分野において、本物のプロとしてのテーラー集団をつくり続けてまいりました。

②    67期よりスタートしたブランドの事業化も3年が経過し、お客様に向けて更なる魅力的なブランドとして認知していただくために、「銀座山形屋ブランド」は、銀座流の良質な大人の装いをテーマに、安心できる納得の品質でお客様に満足感を提案してまいりました。この春夏には、クールビズ対応での“品質”と“機能”に重点を置いて「いかに着こなすか」をテーマにファッションスタイル提案をさせていただきました。お洒落に拘りを持ったお客様への「サルトリア プロメッサブランド」は、35歳をメインターゲットにイタリアの洋服文化を感じていただきながら、「あなたを包む価値ある一着」のコンセプトのもと、スーツを主軸にファッション提案してまいりました。女性のためのベーシックデザインを基本とした「ミスターナブランド」は、30歳から40歳を中心に、自分の体型にあった拘りの1着をファッションとともに、お客様にお届けすることにより満足感を提案しパターンオーダーメイドシステムを更に強化し、他社とは一味違う着心地感とファッション性を追求してまいりました。

③    製造事業会社に、28歳をメインターゲットにしたオーダースーツの入門編としての「ブレフブランド」を移管し、既存のブランド事業ではアプローチ出来ていなかったお客様に対して“オーダーの楽しさ”“新鮮さ”を提案してまいりました。2月には東京都中央区八重洲地下街へ3号店を出店いたしました。

  また、インターネットによるオーダースーツブランド「スーツファクトリーdpi」はヤフーショッピングモールへ出店し40歳ビジネスマンをターゲットに販売強化してまいりました。

④    製造部門におきましては、工場ごとの役割を明確にするため事業部体制に変更し、各工場の特色を活かしTSS手法の活用で「ムダ・ムリ・ムラ」のない製造工程を作りあげ、安定した品質向上の出来る生産体制へ運営強化いたしました。

⑤    固定費削減による収益力向上をはかるため、ひとつひとつの費用を見直し経費削減への取り組みを速やかに実施してまいりました。

<当社グループの営業の経過および成果>

 主力のオーダーメイド販売が好調に推移し、既製・洋品売上高の減少に歯止めがかかり、消費税率引き上げ前の駆け込み需要の影響もあった結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高45億1千9百万円(前期比4.8%増)となりました。

 オーダーメイドスーツ売上高の増加は、テーラー銀座山形屋のプロとして1着1着を大切に販売することを“ぶれることなく”継続しつづけてきたことにより結果として、着数が増加し・1着当たりの販売単価が700円ほどアップしたことが要因であり、固定費削減の効果もあり経常利益は1億6千5百万円(前期比598.5%増)となりました。また、減損損失の計上1千1百万円等により当期純利益は1億3千2百万円(前期比2,108.9%増)となりました。

 なお、店舗の状況につきましては、ブレフ3号店を八重洲地下街に出店したことにより、当連結会計年度末における店舗網は、㈱ウィングロード24店舗、日本ソーイング㈱7店舗であり、グループ合計で31店舗になっております。

 





出典: 株式会社銀座山形屋、2014-03-31 期 有価証券報告書