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セクション一覧

第2 【事業の状況】

1 【業績等の概要】

(1) 業績

当連結会計年度における我が国経済は、前半は一昨年来の金融危機に端を発した世界同時不況の影響により、企業収益の大幅な悪化や雇用情勢の悪化等、厳しい経営環境のなか推移いたしました。また、後半においても政府の景気刺激策等により、一部の業種に底打ちの兆候が見られたものの、設備投資は依然として低調に推移し、雇用情勢の改善も見られませんでした。

当アパレルないし小売業界におきましては、消費者の生活防衛が高まり、個人消費は一層低迷するとともに、ファストファッションの台頭等により低価格志向が強まり、一段と厳しい経営環境となりました。

このような状況のなか、「ファッションビジネスを通して、ファッションが好きなお客様に役立ち、お客様への役立ちを我が天職とする」という経営理念に基づき、「お客様と満足と感動を共感します」を合言葉に、ものづくり及び販売を行ってまいりました。

(店舗の展開概況)

当連結会計年度においては、効率を重視し、直営店の出店12店舗に対し、不採算店、低採算店の退店19店舗を行いました。ブランド別には以下のとおりであります。

ブランド
出店
退店
ブランド
変更
増減
当連結会計
年度末
店舗数
one after another
NICE CLAUP
1
4
2
△1
45
natural couture
2
7
△1
△6
29
pual ce cin
2
2
 
19
remind me and forever
2
1
△1
9
ouvrage classe
 
2
 
△2
3
gramme's
 
1
 
△1
ブランド複合ショップ
 
1
 
△1
6
アウトレットショップ
5
1
 
4
16
合計
12
19
△7
127

   (注) 「pual ce cin」には、「pual ce cin raciqu」を含んでおります。

既存店の前連結会計年度に対する売上高比は、9.6%の減少となりました。

 

以上の結果、当連結会計年度の売上高は、12,303百万円(前連結会計年度比5.9%減)、売上総利益は、7,014百万円(同5.7%減)となりました。当連結会計年度は、上半期においては、市場環境を厳しく捉え在庫水準を抑えぎみにしたこと等により売上高は前年同期比10.5%の減少となりましたが、下半期においては、メインブランドのone after another NICE CLAUPを中心に回復基調が見られ前年同期比1.5%の減少となりました。売上総利益率は前連結会計年度とほぼ同等の57.0%(前連結会計年度56.9%)となりました。販売費及び一般管理費は、売上高の減少にともなう店舗経費の減少に加え、直営店の出店数の減少により減価償却費が減少し、6,717百万円(前連結会計年度比3.2%減)となり、営業利益297百万円(同40.5%減)、経常利益302百万円(同40.0%減)となりました。特別損失に、不採算店舗及び低採算店舗の改装を行ったことによる固定資産除却損52百万円、退店予定店舗及び一部不採算店舗の減損損失59百万円等により123百万円を計上し、当期純利益は48百万円(同77.3%減)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ203百万円増加し、3,333百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因はつぎのとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は、609百万円(前連結会計年度比44.9%増)となりました。

増加の主な内訳は、税金等調整前当期純利益179百万円、減価償却費326百万円、たな卸資産の減少額150百万円であり、減少の主な内訳は、仕入債務の減少額120百万円、法人税等の支払額67百万円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、280百万円(前連結会計年度比1.4%減)となりました。

これは主に、支出は、有形固定資産の取得による支出263百万円、敷金及び保証金の差入による支出139百万円であり、収入は、敷金及び保証金の回収による収入144百万円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は、126百万円(前連結会計年度比38.8%減)となりました。

これは、配当金の支払額126百万円であります。

 

2 【販売の状況】

(1) 当連結会計年度における販売実績額を事業部門別に示すと、次のとおりであります。

 

事業部門
金額(千円)
前年同期比(%)
衣料、関連雑貨製造販売
12,202,375
△6.0
衣料、雑貨関連附属品製造販売
101,279
+10.1
合計
12,303,655
△5.9

(注) 上記金額には消費税等は含まれておりません。

 

(2) 当連結会計年度における販売実績をブランド別に示すと、次のとおりであります。

 

ブランド
金額(千円)
前年同期比(%)
one after another NICE CLAUP
4,702,369
△1.7
natural couture
2,633,555
△14.3
pual ce cin
1,950,474
△4.9
remind me and forever
1,895,720
△5.2
ouvrage classe
231,238
△4.6
gramme's
479,885
△14.4
その他
410,411
+13.8
合計
12,303,655
△5.9

(注) 1 上記金額には消費税等は含まれておりません。

2 「pual ce cin」には、「pual ce cin raciqu」を含んでおります。

3 その他は、主にロイヤリティ収入であります。

 

3 【対処すべき課題】

出店政策として、引続き、低採算店の見直しを積極的に推し進めてまいるとともに、新規出店については効率及び採算を重視して慎重に行ってまいります。また、インターネットによるオンライン販売についても拡大してまいる所存であります。

商品化政策として、昨今見られる天候不順等の外部環境の変化に、商品政策をいかに対応させていくかという課題も抱えております。そのために、中国生産が中心となった現在、商品企画から販売までの期間をどれだけ短縮出来るかを中長期的な課題として取り組んでまいります。また、中国以外の生産地の動向についても注視・検討してまいります。

人事政策としては、今後も「人」を重要な経営資源と捉え、優秀な人材確保と、「顧客満足」、「商品情報の第1次入手者」としての販売スタッフの充実を図ることを課題とし、採用方法の見直し、研修制度の充実、人事システムの再構築に取組んでまいります。

 

4 【事業等のリスク】

当企業集団の事業に影響を及ぼす可能性があるリスクについては以下のようなものがあります。なお、当企業集団は、これらのリスク発生の可能性を認識し、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。
 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。

(1) 消費者の嗜好の変化などに伴うリスク

当企業集団が取扱う衣料品や雑貨などのファッション商品は、景気の変動による個人消費の低迷や他社との競合に伴う市場の変化といった要因に加えて、ファッショントレンドの移り変わりにより消費者の嗜好の変化による影響を受けやすく、当初計画した売上を見込めない場合があることから、当企業集団の業績に影響を及ぼす可能性があります。

(2) 気象状況などによるリスク

当企業集団が取扱う衣料品や雑貨などのファッション商品は、気象状況により売上が変動しやすいため、冷夏暖冬など天候不順、台風などの予測できない気象状況により、当企業集団の業績に影響を及ぼす可能性があります。

(3) 個人情報に関するリスク

当企業集団は、店頭における顧客管理など多くの個人情報を扱い、保有しております。
 これらの情報の取扱については、情報の利用・保管・処分などに関する社内ルールを設け、管理体制を整えておりますが、コンピュータによる情報流出や犯罪行為による情報漏洩が発生する可能性があります。その場合、当企業集団の社会的信用度を低下させ、当企業集団の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

5 【経営上の重要な契約等】

(1) 商品供給契約

当社は、百貨店等に出店する際の、売上仕入となる商品供給契約を締結しております。

 

相手方の名称
国名
契約内容
契約期間
㈱大丸他11社
日本
百貨店に出店する際の、売上仕入となる商品供給契約。
1年毎自動更新

(注) 1 上記につきましては歩合家賃として、契約に基づき売上高の一定率を支払っております。

2 百貨店等によって発効日が異なりますので、発効日の記載を省略しております。

 

(2) フランチャイズ契約

当社は、フランチャイジーとの間に「フランチャイジー契約」を締結しております。

期間
:1カ年間(自動更新)
契約内容
:1.婦人服小売店の運営
 
 2.婦人服にかかわる商号、商標、意匠、小売店販売方法等の使用

(注) 1 フランチャイズ店は8店ありますが、フランチャイジーによって発効日が異なりますので、発効日の記載を省略しております。

2 加盟料、保証金、ロイヤリティ等は徴収しておりません。

 

(3) 技術援助契約

相手方の名称
国名
契約内容
契約期間
N.C.F LTD.
韓国
当社許諾商標品の企画製造販売に関して、同社に対して技術援助を実施する契約。
自 平成15年4月
至 平成23年3月
上海奈伊茜商貿有限公司
中国
当社許諾商標品の企画製造販売に関して、同社に対して技術援助を実施する契約。
自 平成21年8月
至 平成24年7月

(注) 上記については対価としてその売上高に対するロイヤリティを受け取っております。

 

(4) 商標使用許諾契約

 

相手方の名称
国名
契約内容
契約期間
㈱パーソンズデザインスタジオ
日本
日本国内における「NICE CLAUP」商標の使用を許諾する契約
自 平成15年1月
至 平成17年12月
以降1年毎の自動更新

(注) 上記については対価としてその売上高に対するロイヤリティを受け取っております。

 

6 【研究開発活動】

該当事項はありません。

 

7 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 重要な会計方針及び見積り

当企業集団の連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。

詳細につきましては、「第5 [経理の状況] 1 (1) [連結財務諸表] 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

 

(2) 経営成績の分析

  ① 概要

    当連結会計年度における業績に関する概要につきましては、「1.業績等の概要」に記載のとおりであります。

  ② 売上高

売上高は、前連結会計年度に比べ767百万円(5.9%)減少し12,303百万円となりました。これは店舗数の減少(7店舗)及び既存店売上9.6%の減少によるものであります。

③ 売上総利益

売上総利益は、売上高の減少に伴い前連結会計年度に比べ421百万円(5.7%)減少の7,014百万円となりました。売上総利益率は、前連結会計年度とほぼ同等の57.0%(前連結会計年度56.9%)となりました。

④ 営業利益

販売費及び一般管理費が売上高の減少に伴う店舗の経費等変動費の減少に加え、直営店舗の出店数の減少により減価償却費が減少し、前連結会計年度に比べ218百万円(3.2%)減少し6,717百万円となりました。これにより営業利益は、前連結会計年度に比べ202百万円(40.5%)減少し297百万円となりました。

⑤ 経常利益

営業外収益は、受取利息が減少したこと及び持分法による投資損益が損失となったこと等により、前連結会計年度に比べ14百万円減少の17百万円となりました。営業外費用は、為替差損益が差益計上になったこと等により、前連結会計年度に比べ14百万円減少し12百万円となりました。これにより経常利益は、前連結会計年度に比べ201百万円(40.0%)減少し302百万円となりました。

⑥ 当期純利益

特別利益は、前連結会計年度に固定資産売却益等により124百万円ありましたが、当連結会計年度は計上はありませんでした。特別損失は、不採算、低採算店舗のイメージアップ等の改装を行ったことによる固定資産除却損52百万円(前連結会計年度54百万円)、店舗閉鎖及び一部不採算店舗による減損損失59百万円(同72百万円)等により、前連結会計年度に比べ32百万円減少し123百万円となりました。また、税金費用は132百万円(前連結会計年度253百万円)となりました。これにより当期純利益は、前連結会計年度に比べ165百万円(77.3%)減少し48百万円となりました。

 

(3) 財政状態の分析

① 資産

流動資産は、前連結会計年度末に比べ、30百万円増加し、5,943百万円となりました。これは主に現金及び預金の増加210百万円に対し、受取手形及び売掛金の減少42百万円、たな卸資産の減少150百万円等によるものであります。(現金及び預金の増加の詳しい内容につきましては、連結キャッシュ・フロー計算書をご参照ください。)

固定資産は、前連結会計年度末に比べ、129百万円減少し、3,981百万円となりました。これは主に有形固定資産の減少113百万円等によるものであります。

この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ、99百万円減少し、9,924百万円となりました。

② 負債

流動負債は、前連結会計年度末に比べ、77百万円減少し、1,678百万円となりました。これは主に買掛金の減少113百万円に対し、未払法人税等の増加70百万円等によるものであります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べ、42百万円増加し、501百万円となりました。これは退職給付引当金の増加によるものであります。

この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ、35百万円減少し、2,180百万円となりました。

③ 純資産

純資産合計は、前連結会計年度末に比べ、64百万円減少し、7,744百万円となりました。増加要因は当期純利益による48百万円、その他有価証券評価差額金の増加14百万円、減少要因は剰余金の配当125百万円等であります。

 

(4) 資本の財源及び資金の流動性の分析

キャッシュ・フローの状況

キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 [事業の状況] 1 [業績等の概要] (2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。また、キャッシュ・フロー指標のトレンドは、以下のとおりであります。

キャッシュ・フロー指標のトレンド

 
平成18年1月期
平成19年1月期
平成20年1月期
平成21年1月期
平成22年1月期
自己資本比率(%)
80.7
78.1
79.3
77.7
77.8
時価ベースの自己資本比率(%)
124.4
76.1
41.0
23.2
25.6
キャッシュ・フロー対有利子
負債比率(%)
23.5
23.7
28.3
52.3
36.1
インタレスト・カバレッジ・
レシオ(倍)
191.6
172.8
154.4
93.2
175.0

(注) 1 自己資本比率:自己資本/総資産

2 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

3 キャッシュ・フロー対有利子負債:有利子負債/営業キャッシュ・フロー

4 インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い

5 各指標はいずれも連結ベースの財務数値により算出しております。

6 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。

 





出典: 株式会社 ナイスクラップ、2010-01-31 期 有価証券報告書