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セクション一覧
第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
 当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な米国や中国などへの輸出に支えられ、鉄鋼業、自動車業等を中心に回復傾向がみられたものの、全体として「踊り場」にあると言われ、個人消費については所得・雇用環境が改善基調にあるなか、依然として横ばい状態で推移し、流通業界にとっては厳しい環境が続きました。
 このような状況において、連結子会社である株式会社ホテルステーションプラザを平成16年8月31日で解散し平成16年12月22日をもって清算結了いたしましたので、当連結会計年度の業績は、営業収入32億2,831万円(前連結会計年度比 20.8%減)、営業費用28億8,676万円(前連結会計年度比 22.3%減)、営業利益3億4,155万円(前連結会計年度比  5.3%減)、当期純損失6,567万円と減収減益となりました。
 事業の種類別セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 不動産・賃貸事業
  不動産・賃貸事業は、貸室部門で賃料収入が15億9,093万円と横ばいであります。直営部門は、4億8,713万円(前連結会計年度比  3.9%減)となりました。
 一方、営業費用面については経費節減努力による販売費及び一般管理費の減少により23億8,553万円(前連結会計年度比 2.7%減)に抑えることができました。
  この結果、営業収入は29億2,121万円(前連結会計年度比 1.1%減)、営業利益5億3,568万円(前連結会計年度比 6.8%増)となりました。
② ホテル事業
  株式会社ホテルステーションプラザは平成16年8月31日で解散し平成16年12月22日をもって清算結了いたしました ので、部門別収入の客室部門売上が1億5,678万円(前連結会計年度比 70.9%減)と大幅な減少となりました。
 食堂宴会部門売上も1億5,031万円(前連結会計年度比 74.2%減)と大幅な減少となりました。
  また営業費用も、会社清算により減少し5億122万円(前連結会計年度比 60.4%減)となりました。
  この結果、営業収入3億709万円(前連結会計年度比 72.7%減)、営業損失1億9,412万円(前連結会計年度比 37.7%増)となりました。
(注)業績に記載されている金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)キャッシュ・フローの状況
 当連結会計年度における連結べースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ3,364万円減少し、当連結会計年度末には10億7,740万円となりました。
 
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動により使用された資金は、前連結会計年度比4億2,886万円減少の2億513万円となりました。これは主に税金等調整前当期純損失6,161万円並びに退職給付引当金の1億9,838万円の減少によるものであります。
 
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動により使用された資金は、前連結会計年度比3,880万円増加の6,970万円(前連結会計年度比 125.5%増)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出額7,919万円によるものであります。
 
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動によって得られた資金は、前連結会計年度比3億840万円増加の2億4,120万円となりました。これは、短期借入金の増減額2億9,000万円によるものであります。
2【収益の状況】
(1)収益実績
 当連結会計年度における収益実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、次のとおりであります。
事業の種類別セグメントの名称
金額(千円)
前年同期比(%)
不動産賃貸業事業
2,921,217
△1.1
ホテル事業
307,099
△72.7
合計
3,228,316
△20.8
   (注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
  2.主な相手先別の収益実績及び総収益実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先
前連結会計年度
当連結会計年度
金額(千円)
割合(%)
金額(千円)
割合(%)
㈱博多井筒屋
1,002,284
24.5
992,692
30.7
3【対処すべき課題】
 今後の当社を取巻く経営環境を展望すると、九州経済は、九州新幹線も部分開業し明るい話題があるものの、消費は伸び悩み競争も激化するなど厳しい経営環境の中で、当社は経営の安定化を目指し、次の諸課題を重点に取組んでまいります。
① 九州旅客鉄道㈱による博多駅開発への対応
 これまでの経過として、平成16年10月6日取締役会において『博多井筒屋棟』を平成19年3月末に九州旅客鉄道㈱へ売却することを決議のうえ、同日付で『博多駅開発に関する基本協定書及び覚書』を締結し、本年4月18日付で『委任契約書』(テナントとの賃貸借契約の合意解約交渉を九州旅客鉄道㈱に委任)を締結しました。
② 経営基盤の強化(コスト低減による収益率の向上、業務の効率化)
③ 活気ある商店街作り(テナントとの連携強化、CSの向上)
4【事業等のリスク】
 当社の事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。
 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日(平成17年6月30日)現在において判断したものであります。
(1)会社の設立経緯について
 昭和35年3月福岡市、福岡市議会および福岡市商工会議所の3者からなる博多民衆駅設立準備委員会が結成され、同年7月に博多ステーションビル設立事務所を設立し、設立準備委員会の事務を引き継ぎ、さらに昭和36年2月福博財界人を発起人に網羅して創立総会を開催、同年3月3日付で設立登記を終了し会社の誕生をみました。
 その後昭和38年12月、新博多駅開業と同時に高架下名店街、地下食堂街もオープン、翌39年には百貨店、ホテル、地下センターが開業しました。
 現在、各ブロックはリニューアルされ、駅ビル地階の一部と1階から7階まではデパートとして、㈱博多井筒屋に賃貸しています。また、高架下は博多駅マイング名店街、地下街は博多駅地下街、駅ビルの地階は食堂街1番街としてテナントに賃貸しています。
(2)関係会社(株)博多井筒屋への収益依存度について
 当社の賃貸収入における関係会社博多井筒屋への依存は、非常に大きいものがあります。博多井筒屋は、持分法適用会社であり、収益実績が総収益実績に対する割合で過去3年平均で26%を占めております。
 博多井筒屋は、平成17年2月期の債務超過額が73億4,757万円の状態であります。
(3)博多駅の再開発について
 九州旅客鉄道㈱との間に平成19年3月末に『博多井筒屋棟』を売却する『博多駅開発に関する基本協定書及び覚書』を平成16年10月6日付で締結し、平成17年4月18日付で『委任契約書』(テナントとの賃貸借契約の合意解約交渉を九州旅客鉄道㈱に委任)を締結いたしました。
 現在、九州旅客鉄道㈱がテナントへ補償交渉等の説明を行っています。
5【経営上の重要な契約等】
(1)賃貸借
相手方の名称
契約場所
契約内容
契約期間
九州旅客鉄道㈱
博多駅ビル、高架下
地下街
土地の賃借及び建物賃借
昭和62年3月17日から
平成29年3月31日まで
西日本旅客鉄道㈱
新幹線高架下
土地の賃借
昭和62年4月1日から
平成29年3月31日まで
㈱博多井筒屋
博多駅ビル地下1階
建物賃貸
自動更新
㈱博多井筒屋
九州旅客鉄道㈱
博多駅ビル
1階〜7階
建物賃貸
自動更新
(2)契約の変更及び新規契約
 平成16年5月28日に、当社、当社子会社㈱ホテルステーションプラザ、福岡朝日ビル㈱及び㈱グリーンズの4社間で『「福岡朝日ビル」におけるホテル入退居および営業譲渡についての基本条件に関する覚書』を取り交わしました。
①㈱ホテルステーションプラザと㈱グリーンズとの間の営業譲渡
②当社と福岡朝日ビル㈱との間の朝日ビル賃貸借契約の解除、当社資産の譲渡
③当社と㈱ホテルステーションプラザとの間の朝日ビル賃貸借契約・運営委託契約の解除
 平成16年10月6日に、九州旅客鉄道(株)との間に平成19年3月末に『博多井筒屋棟』を売却する『博多駅開発に関する基本協定書及び覚書』を締結いたしました。
 平成17年4月18日に、『委任契約書』(テナントとの賃貸借契約の合意解約交渉を九州旅客鉄道㈱に委任)を締結いたしました。 
6【研究開発活動】
 該当ありません。
7【財政状態及び経営成績の分析】
  連結子会社がなくなったため、当連結会計年度において連結貸借対照表は作成しておりませんので、貸借対照
    表により説明しております。
(1)財政状態の分析
  (流動資産)
 当事業年度末における流動資産の残高は、12億8,384万円(前事業年度比5.8%増)となり7,092万円増加しました。
 主な増減は、未収入金の増加8,155万円(前事業年度比90.0%増、残高1億7,223万円)と繰延税金資産の減少700万円(前事業年度比25.7%減、残高2,029万円)が大きな要因であります。
 (固定資産)
 当事業年度末における固定資産の残高は、46億3,522万円(前事業年度比16.5%減)となり9億1,826万円減少しました。
 特に有形固定資産4億7,563万円(前事業年度比9.9%減、残高43億3,183万円)の減少が大きくその主な要因は、減価償却3億1,643万円とホテル清算に伴う固定資産除却損1億8,246万円によるものであります。また、投資その他の資産の減少4億4,262万円(前事業年度比59.4%減、残高3億272万円)の主な要因は、繰延税金資産の減少3億2,200万円であります。
 (流動負債)
 当事業年度末における流動負債の残高は、12億9,460万円(前事業年度比15.5%増)となり1億7,385万円増加しました。
 主な増加の要因は、ホテル清算に伴う短期借入金の増加4億円と未払金の減少1億1,237万円(前事業年度比21.9%減、残高4億4万円)大きな要因であります。
 (固定負債)
 当事業年度末における固定負債の残高は、35億9,415万円(前事業年度比15.0%減)となり6億3,547万円減少しました。
 主な減少の要因は、債務保証損失引当金の取崩により減少1億1,000万円と関係会社事業損失引当金の取崩による減少1億5,200万円と入居保証金及び敷金3億4,304万円(前事業年度比10.0%減、残高30億7,332万円)の返還等によるものあります。
 また、退職給付引当金の取崩968万円(前事業年度比4.1%減、残高2億2,943万円)の減少があります。
 (資本)
 当事業年度末における資本の残高は、10億3,031万円(前事業年度比27.2%減)となり3億8,572万円減少しました。
 その原因は、当期純損失計上による利益剰余金の減少3億8,945万円(前事業年度比42.6%減、残高5億2,406万円)とその他有価証券評価差額金373万円(前事業年度比148.3%増、残高625万円)の増加によるものであります。
(2)キャッシュ・フローの分析
 (キャッシュ・フロー)
 当連結会計年度における連結べースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ3,364万円減少し、当連結会計年度末には10億7,740万円となりました。
 営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度比4億2,886万円減少の△2億513万円となりました。これは主に税金等調整前当期純損失6,161万円並びに退職給付引当金の1億9,838万円の減少によるものであります。
 投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度比3,880万円増加の6,970万円(前連結会計年度比125.5%増)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出額7,919万円によるものであります。 
 財務活動によって得られた資金は、前連結会計年度比3億840万円増加の2億4,120万円となりました。これは、短期借入金の増減額2億9,000万円によるものであります。
(3)経営成績の分析
 当連結会計年度の業績は、連結子会社である株式会社ホテルステーションプラザを平成16年8月31日で解散し平成16年12月22日に会社清算結了いたしましたので、営業収入が32億2,831万円(前連結会計年度比20.8%減)となり8億4,969万円減少、営業費用(営業原価と販売費及び一般管理費)が28億8,676万円(前連結会計年度比22.3%減)8億3,056万円減少と大幅に減少いたしております。また、株式会社ホテルステーションプラザの解散に伴い特別損失として固定資産除却損等4億809万円が発生いたしております。
 この結果、当連結会計年度は当期純損失6,567万円となっております。
 (事業の種類別セグメントの分析)
①不動産・賃貸事業
 当社全館の総売上高は、214億9,366万円(前連結会計年度比2.9%減)となり6億3,112万円の減少となりました。ブロック別売上は、博多井筒屋が86億4,399万円(前連結会計年度比2.5%減)、マイング博多駅名店街が94億4,286万円(前連結会計年度比2.9%減)、食堂街1番街が19億2,226万円(前連結会計年度比4.6%減)、博多駅地下街が14億8,454万円(前連結会計年度比2.1%減)と各ブロックとも前連結会計年度を下回っており極めて厳しい結果となりました。
 この結果、営業収入は、29億2,121万円(前連結会計年度比1.1%減)となり3,333万円減少しました。このうち貸室収入は、売上の減少による影響が歩合家賃にありましたが、前期に比べ空き店舗の影響が少なく前連結会計年度並みの15億9,093万円となり、貸室付加収入は電力料の契約形態変更による電力料金減少により8億4,314万円(前連結会計年度比1.5%減)となり1,306万円減少しました。また、直営事業は4億8,713万円(前連結会計年度比3.9%減)となり1,970万円減少しました。
 営業費用については、23億8,553万円(前連結会計年度比2.7%減)となり6,733万円減少しました。これは、経費節減努力による人件費、電力料金、修繕費等の一般管理費・販売費の減少によるものです。
 不動産・賃貸事業の営業利益は5億3,568万円(前連結会計年度比6.8%増)となり3,400万円増加しました。
②ホテル事業
 連結子会社である株式会社ホテルステーションプラザを平成16年8月31日で解散し平成16年12月22日をもって清算結了いたしましたので、部門別収入の客室部門売上が1億5,678万円(前連結会計年度比 70.9%減)と大幅な減少となりました。食堂宴会部門売上も1億5,031万円(前連結会計年度比 74.2%減)と大幅な減少となりました。
 また営業費用も、会社清算に伴い減少し5億122万円(前連結会計年度比 60.4%減)となりました。
この結果、営業収入3億709万円(前連結会計年度比 72.7%減)、営業損失1億9,412万円(前連結会計年度比 37.7%増)となりました。




出典: 株式会社博多ステーションビル、2005-03-31 期 有価証券報告書