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セクション一覧

第2 【事業の状況】

1 【業績等の概要】

(1) 業績

当事業年度におけるわが国経済は、東日本大震災の影響により、国内経済は大きく影響を受けたものの、その後は復興の動きに合わせて緩やかな回復基調で推移いたしました。個人消費や設備投資は回復の兆しが見られ、急激な円高は一服傾向にあり、年度末にかけては株価も僅かながら上昇いたしました。
 しかしながら、欧州諸国の債務問題による金融不安や原発事故に端を発した電力供給懸念、原油価格の高騰等、景気の下振れ要因は根強く、依然として雇用環境は低迷しており、景気は引き続き先行き不透明な状況にあります。
 このような環境下、当セントクリークゴルフクラブは、当事業年度の来場者数が、64,562人となり前期比2,973人(4.8%)の増加となりました。これは冬場の降雪によるクローズ日数の減少による営業日数の増加に加えてカート道の改修、トヨタ関連の平日休日への変更、コンペ集客組数の増加等によるものです。
 このように、来場者数の増加に加え、ゲスト比率の増加により、売上高は859,305千円と前期比4.7%の増加となりました。経費面に関しましては、前期に引き続き経営の合理化を推進した結果、販売費及び一般管理費は797,365千円と前期比11,116千円(1.4%)減少し、営業利益は30,113千円(前期、営業損失17,049千円)となりました。
 しかしながら、当社が営業保証金を差し入れしているジャパンクラシック㈱が所有するセントクリークゴルフクラブのゴルフ場資産につき、予め定められた回収可能性の基準に基づいて、平成24年3月31日時点における当該ゴルフ場資産の担保価値額の見直しを実施した結果、2008年9月のリーマンショック以降の会員権相場の大幅な下落に加えて、全国的なゴルフ場売買価格の下落の影響もあり、当ゴルフ場の担保価値額が大幅に減少したため同社に対する当社の差入営業保証金(その全額につき、同ゴルフ場資産に対して当社が第1順位の根抵当権を設定している。)について、担保不足が生じているとの判断に至りました。ついては、その不足額3,789,826千円を貸倒引当金繰入額として営業外費用に計上せざるを得なくなりました。
 この結果経常損失は3,759,150千円(前期、経常損失14,776千円)となり、当期純損失は3,770,837千円(前期、当期純損失18,542千円)となりました。

 

(2) キャッシュ・フロー

当事業年度の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べて22,314千円増加し、当事業年度末は45,468千円(前事業年度末比96.4%増)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度における営業活動による資金の増加は、55,466千円(前事業年度は11,833千円の減少)となりました。これは、税引前当期純損失が3,759,410千円であったことと、減価償却費が34,095千円であったこと等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度における投資活動による資金の減少は、49,970千円(前事業年度は77,847千円の減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が50,770千円あったことと、貸付による支出が800千円あったことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度における財務活動による資金の増加は、16,819千円(前事業年度比72.5減)となりました。これは、リース債務の返済による支出が13,180千円あったことと、長期借入による収入が30,000千円あったことによるものです。

 

2 【生産、受注及び販売の状況】

当社の実態に則した内容を記載するため、生産実績及び受注実績に換えて収容実績を記載しております。

(1) 収容実績

 

ホール数
(H)
前事業年度
(自 平成22年4月1日
至 平成23年3月31日)
当事業年度
(自 平成23年4月1日
至 平成24年3月31日)
営業日数
(日)
収容実績(名)
1日平均来場者数
(名)
営業日数
(日)
収容実績(名)
1日平均来場者数
(名)
メンバー
ゲスト
合計
メンバー
ゲスト
合計
27
355
26,412
35,177
61,589
173.5
359
26,995
37,567
64,562
179.8

 

(2) 販売実績

 

区分
前事業年度
(自 平成22年4月1日
至 平成23年3月31日)
当事業年度
(自 平成23年4月1日
至 平成24年3月31日)
金額(千円)
前年同期比(%)
金額(千円)
前年同期比(%)
ゴルフ場売上
609,912
△1.7
633,818
3.9
名義書換料
69,760
2.7
65,570
△6.0
年会費収入
70,703
0.2
85,317
20.7
手数料収入
29,743
△4.9
31,053
4.4
ショップ売上
40,221
7.0
42,947
6.8
その他
717
△63.0
598
△16.6
合計
821,058
△1.1
859,305
4.7

(注) 上記の金額には、消費税等は含めておりません。

 

 

3 【対処すべき課題】

わが国経済の先行き不透明感が強いなか、デフレ傾向は継続しており、消費者の低価格志向や節約志向は根強く、ゴルフ場業界においてもプレー料金は下落傾向にあり、依然として厳しい経営環境が続くものと予想されます。
 このような先行き見通しの中、グループゴルフ場との連携の活用及び平日会員による利用促進を図り、各種の催しやレディス、シニア層向けやジュニア企画を充実させ、会員様をはじめご来場いただいた方々にご満足いただける様、努めてまいります。
 なお、カート道路の改修は実施済ですが、更にコース整備の充実、顧客サービスの向上に力を注ぎ、ブランド力をより一層高めるため常に最上のクオリティを追求してまいります。

 

4 【事業等のリスク】

以下において、当社の事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる、主な事項を記載しております。また、当社として、必ずしも事業上のリスクと考えていない事項についても、当社の事業活動を理解する上で重要と考えられる事項は、積極的な情報開示の観点から記載しております。

なお、将来に関する記載に関しては、当事業年度末現在において判断したものであります。

(1) 営業保証金

事業運営に際し、ジャパンクラシック株式会社に対し、運営受託契約に基づく営業保証金(平成24年3月末日現在、貸倒引当金直接控除前16,708,900千円)の差入れ及びその担保として、受託資産に対し根抵当権を設定しております。今後の経済情勢によっては、差入れた営業保証金の一部が追加して担保できないことがあります。

 

5 【経営上の重要な契約等】

 

相手方の名称
契約内容
契約期間
ジャパンクラシック㈱
セントクリークゴルフクラブの運営受託契約
平成23年4月1日より
平成24年3月31日まで(注)
リゾートトラスト㈱
ゴルフ場内レストランの運営委託
平成23年4月1日より
平成24年3月31日まで(注)
リゾートトラストゴルフ事業㈱
経理総務業務の委託及び経営指導
平成23年4月1日より
平成24年3月31日まで(注)

(注) 以降1年毎に自動更新いたします。

 

6 【研究開発活動】

該当事項はありません。

 

 

7 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

将来に関する記載に関しては、当事業年度末現在において判断したものであります。

(1) 財政状態

資産合計は、4,428,049千円となり、前事業年度と比べて3,737,351千円の減少となりました。これは主に現金及び預金が22,315千円増加したこと、差入保証金が3,781,826千円減少したこと等によるものです。

負債合計は、286,862千円となり、前事業年度と比べて33,487千円の増加となりました。これは主に一年以内返済予定の長期借入金が24,000千円増加し、関係会社長期借入金が6,000千円増加したこと等によるものです。

純資産合計は、4,141,187千円となり、前事業年度と比べて3,770,837千円の減少となりました。これは当期純損失を3,770,837千円計上したことによるものです。

 

(2) 経営成績

当事業年度の来場者数が、64,562人となり前期比2,973人(4.8%)の増加となりました。これは冬場の降雪によるクローズ日数の減少による営業日数の増加に加えてカート道の改修、トヨタ関連の平日休日への変更、コンペ集客組数の増加等によるものです。
 このように、来場者数の増加に加え、ゲスト比率の増加により、売上高は859,305千円と前期比4.7%の増加となりました。経費面に関しましては、前期に引き続き経営の合理化を推進した結果、販売費及び一般管理費は797,365千円と前期比11,116千円(1.4%)減少し、営業利益は30,113千円(前期、営業損失17,049千円)となりました。
 しかしながら、当社が営業保証金を差し入れしているジャパンクラシック㈱が所有するセントクリークゴルフクラブのゴルフ場資産につき、予め定められた回収可能性の基準に基づいて、平成24年3月31日時点における当該ゴルフ場資産の担保価値額の見直しを実施した結果、2008年9月のリーマンショック以降の会員権相場の大幅な下落に加えて、全国的なゴルフ場売買価格の下落の影響もあり、当ゴルフ場の担保価値額が大幅に減少したため同社に対する当社の差入営業保証金(その全額につき、同ゴルフ場資産に対して当社が第1順位の根抵当権を設定している。)について、担保不足が生じているとの判断に至りました。ついては、その不足額3,789,826千円を貸倒引当金繰入額として営業外費用に計上せざるを得なくなりました。
 この結果経常損失は3,759,150千円(前期、経常損失14,776千円)となり、当期純損失は3,770,837千円(前期、当期純損失18,542千円)となりました。

 

(3) 経営成績に重要な影響を与える要因についての分析

当社が運営受託するセントクリークゴルフクラブの主要な資産はジャパンクラシック株式会社が所有しており、その運営受託契約に基づき営業保証金(平成23年3月末日現在、貸倒引当金直接控除前16,708,900千円)の差入れ及びその担保として、受託資産に対し抵当権を設定しております。今後の経済情勢によっては、差入れた営業保証金の一部が追加して担保できなくなった場合、当社の経営成績に重要な影響を与えることがあります。

 

 

(4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当社の資金状況は、当事業年度における現金及び現金同等物は前事業年度に比べ22,314千円増加し45,468千円となっております。

営業活動によるキャッシュ・フローは、前事業年度に比べ67,299千円の資金収入の増加となり、55,466千円の資金収入となりました。これは、貸倒引当金の減少が3,790,163千円であったことと、減価償却費が34,095千円あったこと等によるものです。

投資活動によるキャッシュ・フローは、前事業年度に比べ27,877千円の資金支出の増加となり、49,970千円の資金支出となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が50,770千円あったことと、貸付金の回収による収入が800千円あったことによるものです。

財務活動によるキャッシュ・フローは、前事業年度に比べ44,443千円の資金収入の減少となり、16,819千円となりました。これは、リース債務の返済による支出が13,180千円あったことと、長期借入による収入が30,000千円あったことによるものです。





出典: 株式会社セントクリークゴルフクラブ、2012-03-31 期 有価証券報告書