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セクション一覧

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

提出会社の状況

回次

第23期

第24期

第25期

第26期

第27期

決算年月

平成20年8月

平成21年8月

平成22年8月

平成23年8月

平成24年8月

売上高

(千円)

70,559,568

35,112,179

48,319,000

53,683,805

48,605,959

経常利益

(千円)

2,041,181

567,482

1,175,354

2,248,240

59,641

当期純利益又は当期純損失(△)

(千円)

1,150,619

285,235

645,934

1,251,455

△37,406

持分法を適用した場合の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

499,800

499,800

499,800

593,373

593,373

発行済株式総数

(株)

7,000

7,000

7,000

7,168,600

7,168,600

純資産額

(千円)

4,022,659

4,209,814

4,735,246

7,196,708

6,900,503

総資産額

(千円)

18,381,952

13,084,478

14,439,594

16,454,681

13,653,568

1株当たり純資産額

(円)

670,443.32

701,635.80

785,541.82

1,003.92

962.60

1株当たり配当額

(うち1株当たり中間配当額)

(円)

10,000.00

()

10,000.00

()

10,000.00

()

20.00

()

30.00

(15.00)

1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額(△)

(円)

228,873.24

47,539.25

107,637.82

199.28

△5.22

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

21.9

32.2

32.8

43.7

50.5

自己資本利益率

(%)

35.3

6.9

14.4

21.0

株価収益率

(倍)

4.4

配当性向

(%)

4.4

21.0

9.3

10.0

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

5,517,727

△624,218

△1,042,840

2,377,119

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

△325,051

△236,713

△50,040

△285,833

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

△4,628,128

520,782

403,694

△1,911,771

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

2,620,612

2,137,681

1,426,555

1,562,701

従業員数

(人)

126

125

120

124

126

(注)1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.売上高には、消費税等は含まれておりません。

3.持分法を適用した場合の投資利益につきましては、重要な関係会社がないため、記載しておりません。

4.第27期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、1株当たり当期純損失金額であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。第23期から第26期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

5.第27期の自己資本利益率については、当期純損失であるため、記載しておりません。

6.第27期の株価収益率については、当期純損失であるため、記載しておりません。

7.第27期の配当性向については、当期純損失であるため、記載しておりません。

8.第23期から第25期までの株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。

9.第24期以降の財務諸表については、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、有限責任監査法人トーマツの監査を受けております。なお、第23期の財務諸表については、当該監査を受けておりません。

10.第23期は固定資産除却損38,004千円、たな卸資産評価損30,261千円により特別損失合計68,265千円を計上したことにより税引前当期純利益は1,973,689千円となりました。また、過年度法人税等△78,648千円、法人税等調整額△162,863千円により法人税等合計823,070千円計上したことにより、当期純利益は1,150,619千円となっております。

11.第24期は、リーマンショックの影響から世界同時不況となり非鉄金属の需要が減少し、販売価格も急落(銅建値月中平均ベースで44.9%の下落)いたしました。当社もこのような状況から、非鉄金属の販売重量で14.9%の減少となり、売上高で50.2%の減少、経常利益で72.2%、当期純利益で75.2%の減益となりました。

12.当社は、平成23年4月1日付で株式1株につき1,000株の株式分割を行っております。

  

2【沿革】

明治3年に、現代表取締役社長黒谷純久の曽祖父である黒谷津次郎が個人で美術銅器、銅地金及び唐金の販売を開始しました。その後、黒谷純久の祖父である黒谷他作が、黒谷商店として非鉄金属材料及び美術品の販売を営み、昭和42年4月に法人成りし黒谷株式会社に名称変更、銅合金・アルミ合金の製造販売及び非鉄金属地金の販売を行うことになり、黒谷純久の父である黒谷俊雄も同社で事業に従事しておりました。

昭和60年11月、黒谷俊雄が、美術鋳物の製作販売、非鉄金属の精錬及び加工並びに販売の拡大を図るため、同年9月に設立された新日本美術株式会社(現当社、資本金1百万円)の全株式を取得し、同社にて事業を開始しました。

事業開始後の沿革は以下の通りであります。

年月

事項

昭和61年1月

本社を富山県高岡市内免町から同市西町に移転。事業拡大のため、富山県射水市に小杉営業所を開設(平成5年8月閉鎖)。

昭和61年3月

商号を株式会社クロタニコーポレーションに変更。

昭和61年10月

本社及び本社工場を富山県新湊市(現射水市)に新築移転。

営業拠点として東京営業所(現東京支店)及び新潟営業所(現 新潟事業部)を開設。

平成4年4月

美術工芸品の販売拡大を図るため、大阪営業所を開設(平成20年8月閉鎖)。

平成5年3月

㈱テクノキャスト(設立目的:①押出し用銅合金鋳塊の製造販売、②非鉄金属原材料の販売等。事業内容:非鉄金属鋳造加工)を設立。

平成5年4月

㈱アート・アンド・クラフト(設立目的:①貴金属、貴石、真珠、さんご等の販売、②前記を原料とした製品の販売、③貴金属メッキ又は張りもの製品及び鋳物製品等の販売。事業内容:美術工芸品の販売)の全株式を取得。

平成6年8月

新日本商事㈱(設立目的:①鋳物及び鋳物用原材料の販売、②不動産の販売等。事業内容:非鉄製品の販売)の全株式を取得

平成6年10月

本社工場施設の拡充のため㈱テクノキャストを合併。

平成7年2月

経営の効率化のため新日本商事㈱及び㈱アート・アンド・クラフトを合併。

平成12年8月

ISO9001認証取得。

平成20年3月

ISO14001認証取得。

平成23年6月

平成23年10月

平成24年7月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

OHSAS18001認証取得

アメリカ合衆国オレゴン州に当社100%出資の現地法人KUROTANI NORTH AMERICA INC.を設立

 

3【事業の内容】

当社は、銅を中心とした非鉄金属関連ビジネスとして、インゴットの製造・販売とスクラップの加工・販売を2本柱として事業展開を図っております。このほか、美術工芸品に関する製造販売も行っております。

なお、セグメントとの関連につきましては、インゴットの製造・販売及びスクラップの加工・販売を行う非鉄金属事業の割合が高く、開示情報としての重要性が乏しいと考えられることから、セグメント情報の記載を省略しております。

当社の事業における大きな特徴は、インゴットとスクラップを同時に取り扱っていることにより、雑多な非鉄金属を一括買いすることが可能であることです。通常、インゴット製造のみを行っている場合であれば、その製造に必要なスクラップ原材料のみを仕入れることになりますが、当社の場合、あらゆるスクラップを取り扱うことが可能であります。

 

(1) インゴット

インゴットについては、国内外から集荷した銅スクラップ及び銅合金スクラップを原材料として配合、溶解し、得意先各社のニーズ、用途に合わせた形状・重量の製品約50品種を生産しております。

仕入れたスクラップは、製品ごとの要求規格に合致する成分割合になるよう製造し、国内外の販売先(造船メーカー、住宅設備メーカー等)に販売しておりますが、製造を行う上で、それぞれの元素の地金同士を組成する場合であれば、製造技術上大きな困難はありません。一方、合金化されたスクラップ原材料を用いてこれら複数の金属元素の組成を行うことは技術的要素が必要となります。当社は、各スクラップの分析ができる技術と環境を有しており、国内外の規格や取引先が指定する独自の規格に適合するインゴットを製造しております。

<中心となる品種>

①船舶のスクリュー原材料として用いられる「アルミ青銅」(販売品名:CACIn703等)

②水洗金具、止水栓、産業用バルブ等、主に住宅産業向けに販売する「青銅」(販売品名:CACIn406, LOW

LEAD,CACIn902等)、「黄銅」(販売品名:YBsC等)

 

(2) スクラップ

スクラップは、国内外の仕入先(スクラップ回収業者、メーカー等)から仕入れた約150品種の非鉄金属スクラップについて選別・プレス等を行い、国内外の販売先(電線メーカー、銅精錬メーカー等)に販売しているほか、自社インゴット製造のための溶解用材料として利用しております。スクラップに係る処理は内製化によって行っていますが、一部外注利用も行っております。

<中心となる品種>

①主に電線、銅板条・銅管、銅箔の各メーカー向けに販売する「純銅スクラップ(注1)」(販売品名:ピカ

線、赤ナゲット等)

②主に銅精錬メーカー向けに販売する「銅スクラップ(注2)」(販売品名:銅屑、銅滓等)

③主に住宅設備や各種産業バルブ業界向けに販売する「銅合金スクラップ(注3)」(販売品名:真中粉、セパ、メッキセパ等)

④アルミメーカー(軽圧、板条、二次合金)やステンレスメーカー向けに販売する「アルミ・ステンレス系スクラップ(注4)」(販売品名:写真板、サッシ、ビス付サッシ、アルミ缶、ステンレス等)

  

(注1)純銅スクラップ

ピカ線(径又は、厚さ1.3ミリ上の銅線で被覆ビニールをむいた純良なもの)や赤ナゲット(径が1.3ミリ以上の銅線の純良な切れ端、ナゲット処理品)などが該当します。

発生源は電気設備工事により発生する端材や設備解体時に回収した電線の被服を除去したもの及びナゲット加工(粉砕処理加工)したものが多く、需給動向は企業などの設備投資額、建設土木の公共投資額に左右されます。

品質のバラツキが少なく扱いやすい品種であるため、多くのスクラップ業者が扱っている他、海外からの輸入もあり安定した調達が可能です。

 

(注2)銅スクラップ

上故銅(無酸素銅、リン脱酸銅、タフピッチ銅などの銅品を金型より打抜いた純良な物)や並銅(上故銅、上故銅パイプに該当しない銅板、銅条、銅棒、銅管の純良屑)、込銅(上故銅、並銅等に該当しない銅線、銅板、銅条、銅棒、銅管、銅鋳物材)などが該当します。

銅スクラップは、設備解体時に回収する電気設備部品、弱電部品メーカーの工場で発生する材料屑など純銅に近いスクラップで、需給動向は企業の設備投資額の他、メーカーの生産量、材料消費量に大きく左右されます。

産業構造の変化に対応した工場の海外移転が進んでおり、国内での発生量は減少傾向にありますが、工場移転先の海外からの購入が増えております。 

(注3)銅合金スクラップ

砲金コロや砲金粉、真中粉、棒中、キュープロなどが該当します。

a.砲金コロ

青銅製の水道メーター、ポンプのケース、各種バルブ、水栓金具などが該当します。

水道メーターなどは法律により定期交換が定まっているため、安定的に発生する原料といえますが、住宅など建築物の解体により発生するスクラップについては、新築戸数の増減に左右され、昨今の建築不況で減少傾向にあります。

b.砲金粉

青銅削り粉などが該当します。

c.真中粉

黄銅削り粉などが該当します。

黄銅削り粉については、基本的に棒メーカーが大手ユーザーでの発生品を買い取る仕組みができていますが、中小メーカー発生分などは市中に多量に出回っています。

d.棒中

黄銅製のガスコック、黄銅棒の端材などが該当します。

法律により定期交換が定まっているガスコックなどは安定的に発生する原料といえます。

黄銅棒などは水栓金具、自動車部品、電気設備、各種バルブなどの部品として使用されており、各種産業の生産量によって端材や削り粉の発生量が影響を受けます。

e.キュープロ

銅とニッケルの合金であり、耐食性がよく、また耐熱性に優れ比較的高温の使用に適することから、船舶の復水器や熱交換器などに利用されます。また、硬度、耐摩耗性(傷がつきにくい)にも優れていることからコインにも利用されます。このような利用形態であることを背景として、船舶の解体や造幣局による使用済みコインの回収を通じてスクラップ市場に流通します。特に、船舶の解体については、比較的人件費の安い中国、ベトナム、インドなどで行われることから、輸入による調達がメインとなっております。

 

(注4)アルミ・ステンレス系スクラップ

印刷工場から出る写真板や、製造工場からの端材、建築解体物から出るサッシ屑(アルミ)・ステンレス屑、廃車のアルミホイール、アルミ缶など飲料容器等、発生源は多岐に亘ります。

アルミは鉄に次いで流通量の多い金属であり、昨今のゴミの分別回収の推進などにより需給動向は比較的安定しております。

 

(3) その他

その他の主なものとしては、美術工芸品の製造販売並びに伸銅品等の商品仕入れ・販売です。

美術工芸品の主なものは、モニュメント、記念品、置物、仏像、ジュエリー等です。当社は多品種生産に対応可能な体制を構築しており、このことにより、嗜好の変化の激しい市場環境の中にあっても、絶えず事業展開を図ることが可能となっております。

  

[材料受入から出荷までのフロー図]

(注)1.上図のようにインゴットとスクラップを同時に取り扱っていることにより、入荷されたスクラップに関しては、インゴット製造用原材料として利用するほか、国内・海外販売先に出荷しております。

2.スクラップの選別、プレスに関しては、ごく一部ではありますが外注利用しております。

3.スクラップに関しては、選別後、プレス作業を要せずに梱包するものもあります。

 

[事業系統図]

4【関係会社の状況】

当社は関係会社を1社所有しておりますが、非連結子会社であるため、記載を省略しております。

 

5【従業員の状況】

(1)提出会社の状況

 

平成24年8月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

126

38.6

11.7

4,463

(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であります。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.当社は、非鉄金属の製造・販売を主たる事業としており、セグメント情報を記載していないため、セグメント毎の従業員数の記載を省略しております。

 

(2)労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。





出典: 黒谷株式会社、2012-08-31 期 有価証券報告書